11月18日 一頭買い 黒毛和牛バーガー シャリアピンソース 〜トリュフ風味〜

 寒い。寒過ぎる。

 まだ十一月も半ばなのにこの寒さは何なのだ。朝は気温3度だったというではないか。挙句の果てに、松江市は平均より十九日も早く初雪を観測したという。気圧も低いままである。とても耐えられない。


 昼には、夫が『モスバーガー』まで行ってくれた。

 期間限定の「一頭買い 黒毛和牛バーガー シャリアピンソース 〜トリュフ風味〜」が食べたかったのである。オニオン抜きで。

 特別崩れやすい具材は無いはずだが、高級感を演出するためか、わざわざ箱に入り、説明書きまで添えてあった。そこにコストを掛けなくても良い気がするが。

 味はちゃんと良かった。名前の通り、国産黒毛和牛を希少部位まで贅沢に使ったパティは、和牛らしい旨味と肉肉しさがあり、通常のパティとは一線を画す味わいである。そこにトリュフがしっかりと香るシャリアピンソースが実に美味しい。

 モスバーガー公式サイトにも書いてあるが、シャリアピンソース、というかシャリアピンステーキは、日本生まれのものである。ロシアのオペラ歌手フョードル・シャリアピンが来日した際、どうも歯を患っていたらしく、宿泊先の帝国ホテルにて「べらぼうに柔らかいステーキが食べたい」と注文したらしい。そこで、肉を叩いて伸ばし、タマネギ液に漬け込んでさらに柔らかくし、炒めたみじん切りのタマネギをソースのように乗せて提供するシャリアピンステーキが誕生したというわけである。シャリアピンソースはその派生で、みじん切りのタマネギを使っていれば、赤ワインや醤油など、人によって様々なソースがあったりする。

 今回のモスバーガーは、テリヤキソース風のシャリアピンソースで、和牛の味わいにはよく合っていたと思う。


 その後はぼんやりこたつや布団にもぐりながら過ごし、先ほど映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』を観たところである。TRPGっぽさが随所にあり、なかなか面白かった。

 明日はどうにか天気が落ち着いてほしい。

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