11月9日 ビスコフクリームサンド
昨日色々盛り沢山だったので、今日は大人しくしていた。ようやく眩暈は多少おさまった。
何にもできなかったものだから、日記に書くことも無い。
夕飯は残っていたミールキットを使ったが、取り立てて取り上げるような味でもなかった。
最近気に入っている「ビスコフクリームサンド」という菓子がある。
『ロータス』のビスケットと言えば、食べたことがある人も多いだろうと思う。こんがりとしたカラメルにシナモンの香る四角いビスケット。私が初めて食べたのは住宅街の中にひっそりと建つ、ティファニーブルーの印象的なカフェだったように思う。珈琲を頼むと、サービスの小菓子としてソーサーに一枚乗っていた。輸入菓子らしい、消費者に全く優しくない開けづらいパッケージと、少しジャリっとする食感と、独特の風味。これが噂の、と思いながら食べたあの味は、確かに珈琲にぴったりである。それ以降も、あのビスケットを自分で買うというよりは、珈琲にサービスされることがほとんどだった。
そんな『ロータス』のクリームサンドが、フェア商品として仕入れられていたので買ってみた。クリームはバニラとビスコフの二種が並んでいて、折角ならとビスコフクリームを選んだ。その店には無かったが、ミルクチョコレートクリームもあるらしい。
ビスコフ、と言うのは定番ビスケットの名前で、「Biscuit for Coffee」から取られているという。つまり私が買ったのは、ビスコフでビスコフ味のクリームを挟んだ菓子ということになる。
パッケージを開ければ、どこか懐かしさのあるあの香り。「Lotus」のロゴの入ったビスケットは円型になり、カフェオレのような色合いのクリームが挟まっている。ガリッと齧れば、口いっぱいにビスコフの風味が広がった。カラメルの香ばしさが甘さを抑え、シナモンがふんわりと香り、歯ごたえのあるビスケットにクリームの滑らかさが加わって、一個の満足感が非常に高い。基本のビスコフはブラックコーヒーに合わせたくなるが、クリームサンドは紅茶やミルクにも合いそうな菓子に仕上がっていると思う。
しばらく良いコーヒータイムを楽しめそうである。
明日はまた雨になるという。今週末は予定があったりするので元気でいたいところなのだが。
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