10月13日 マッシュルームワッパー

 珍しく晴れが続く。といっても、雲も多いのだが。

 郵便局に用があり、外へ出た。相変わらず絶え間なく吹く風には、金木犀が香る。オレンジの小さな花、その姿は見えないのにそこかしこから匂い立ち、しまいには押し付けがましく感じるほど。去年の秋はこんなに香っていた記憶は無いのだが。


 外へ出たついでに、少し足を伸ばして家用の眼鏡を調整してもらった。

 いわゆる量販店の安価な眼鏡である。多少コンロの火に近くても、寝起きに少し雑に扱ってしまっても、普段着とあわせて近所に出ていっても、大丈夫なタイプの。

 これは持論だが、家で雑に扱う眼鏡と、外へ出かける用の眼鏡は、分けた方がどちらの眼鏡も長持ちする。そして眼鏡の掛け心地はフィッティングがあってこそである。どんなにぴったりフィッティングされていたとして、使っていればネジがゆるんだり、テンプルが広がったりするものである。季節の変わり目は、気候の変化もあって眼鏡のパーツも変化しがちである。これを読んだ眼鏡ユーザーの方は、是非ともお手持ちの眼鏡を点検し、調整していただきたいと、一人の眼鏡フェチとして思う次第である。


 夕飯には、バーガーキングで期間限定のマッシュルームワッパーを食べた。私はきのこが大好物である。四種のきのこがごろごろと入り、焦がし醤油香るクリーミーなプレミアムペッパーマヨソースがきのこの風味を引き立てる。炭火焼のビーフパティは相変わらず美味しい。きのことビーフのシナジーがしっかりあるかというとそんなことはないのだが、バーガーキングに期待するのはそういうものではない。肉、きのこ、ソース、バンズ。それぞれがジャンクに殴ってくる感じ、それが良いのだ。そしてポテトが美味しい。


 などと書いていたのだが、急にオンラインでカタンをやることになり、白熱した戦いの末、惜しくも負けてきたところである。悔しい。しかし久しぶりに楽しいゲームだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る