8月28日 学園チーズ、イタリアン豚丼

 昨日出かけた際、『パティスリー ガレット』に立寄った。

 どうもここの「学園チーズ」なるお菓子が、松江市内の名物となっているらしい。そして今年、それがソフトクリームになったという。


「学園」というのは周辺地域の地名なのだが、その由来は軽く調べただけではわからなかった。近くに島根大学がある為かもしれない。

「学園チーズ」はチーズタルトの一種で、手のひら大の丸いタルト台にクリームチーズ生地を入れて焼いたものである。クリームチーズ生地には、私の愛する木次乳業のパスチャライズ牛乳と、島根県産の「ネッカ卵」を使っているという。プレーンの他にチョコレートや抹茶など、種類も豊富である。


 本来は「学園チーズ」そのものから食べるべきかもしれないが、やむを得ずソフトクリームから。

 真っ白なソフトクリームがコーンの上にこんもりと盛られてずしりと重い。そこへさらに、元となったプレーンの「学園チーズ」を半分に割って刺してある。まずはソフトクリームを一口。なめらかな舌ざわりにミルキーな味わいは、やはり木次の牛乳の力である。そこへしっかりと香るチーズの風味。美味しい。酸味や甘みはほどよく、まろやかさが際立つ。合間にトッピングされた「学園チーズ」を齧る。サクサクとパリパリの間のような固めのタルト生地はかなり好み。そこへ思いの外塩気のあるコク深いクリームチーズ生地が合わさり、飽きの来ない味である。ここからソフトクリームの味わいには結構差がある気はするが、トッピングとしてとても良い組み合わせだとは思う。ワッフルコーンも最後まで美味しかった。


 さて、「学園チーズ」の他の味も試そうと、ブルーベリー、ティラミスの二種を買って帰った。

 結果、ティラミスはちょっと微妙だった。クリームチーズに塩気があると知る前に買ったのが良くなかった。コーヒーシロップ層もちゃんとあり、上にはココアパウダーも振ってあるのだが、どうにも苦味とは調和しないのである。バランスが良くない。

 一方、ブルーベリーはかなり当たりだった。ブルーベリーのコンフィチュールは濃厚で、こっくりとしたクリームチーズにもよく合う。チーズの塩気も甘さを引き立たせる方に働き、美味しい。

 プレーンやブルーベリーは、おやつとしては勿論、酒にも合いそうなので、なかなか良い菓子だと思う。


 と、いった感じのコーヒータイムを、本日の夕食後にとった。

 例によってミールキットだが、「イタリアン豚丼」というのを作った。

 付属のレシピではタマネギをクシ型に切って炒める、とあったが、それでは私がしんどいので、繊維を断つようにスライサーで極薄切りにし、レンジで細胞を壊し、飴色になるまでじっくりと炒める工程を加えた。非常に暑いし面倒だが仕方無い。

 どの辺りがイタリアンかといえば、豚と野菜を炒めたあとトマト系のソースで軽く煮込み、それをごはんの上にかけ、さらにとろりとしたチーズソースをかけ、最後にバジルを散らすところである。トマトソースには和風つゆも入ってごはんにもしっかり合う味付けになり、チーズのコクとバジルの香りが食欲をそそる。飴色タマネギのおかげで、肉も甘く柔らかい。満足度の高い丼である。


 さて、天気は雨が降ったり止んだりと落ち着かない。明日はまた猛暑日だという。今からげんなりとしている。

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