8月24日 さばと揚げなすのコクみそ仕立て

 今朝はNHK松江放送局の放送事故から始まった。

 おそらくはスイッチの挙動がおかしく、久しぶりにカラーバーの画面を見た。やっと録画映像に切り替わったと思ったら無音になった。そして現場がさして慌てたり謝罪したりした気配が無いので、気づいてもいないようである。やれやれ。


 そうかと思えば、松江市交通局の職員が市営バスの売上金の中から少なくとも120万円余りを盗んだとかでニュースになっていた。なかなかに世も末である。市営バスの運転士については、舗装がガタガタの悪路や狭い道がほとんどなのにも関わらず、いつ乗っても揺れの少ない丁寧な運転で、対応も親切なので感心していたのだが。なんともはや。


 なんというか、既に滅びの道が見えている自治体だとは思っていたが、こういうところにも綻びが出るものなのだなぁと感じた。そういえばどちらも、この数年の間に新社屋・新庁舎ができた団体である。松江の未来は暗い。


 今日は買い物へ行くつもりだったのだが、午後から体調がどんどん下り坂になってしまったため、大人しくミールキットを頼ることにする。

 一口大のナスと薄切りのゴボウを揚げ焼きにし、調理済みの鯖の味噌煮をパックの煮汁ごと温めて、醤油や酒、ゴマ油と混ぜ合わせる。これを盛り付けて、仕上げに生姜の千切りを乗せれば完成である。楽なキットで助かった。

 酒で生臭さを飛ばし、ゴマ油でコクを加え醤油で奥行きを出した味噌だれ。揚げ焼きにした野菜はカリッと香ばしく、この味噌だれによく合う。ふっくらと柔らかな鯖は脂が乗って、ともすればくどくなりそうなのを、シャキッとした生姜が爽やかに引き締めてくれる。手軽な割に満足度の高い一品だった。


 しかし比較的楽な調理だったはずなのに、作り終えてから力尽きてしまった。そんなわけで、今は夫のぽよぽよの腹を枕にこの日記を書いている。あらゆる苦しみを吸い取ってくれる腹枕。私に風呂へ入る気力ももたらしてはくれまいか。

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