8月13日 アサイーボウル、黒毛和牛大俵ハンバーグ

 ポケモンスリープの報告をしてから二度寝したところ、思ったよりだいぶ寝てしまった。連休最終日とは。


 寝起きもなんだか暑かったので、冷凍庫にあったアサイーボウルのセットを使ってみた。

 流水で溶かしたアサイーのペーストを器に入れ、冷凍のマンゴーとブルーベリーを盛り、カシューナッツを散らしてハチミツをかける。

 まぁその、凄く美味しい、というタイプのものではない。だがたぶん健康によく、ひんやりとしているのが夏にはちょうど良い。アサイーのペーストはくすんだ紫色がどろどろとしていて、なかなか強烈な見た目だが、一風変わったベリー系の味わいである。マンゴーと食べたときのもったり感は好みが分かれるところだろう。チョコレート味のグラノーラとはあまり相性は良くなかった。ナッツとの食べ合わせが良いと思う。

 アサイーボウルという食べもの、これまであまり興味が無かったので今回こういう形で初めて食べたのだが、なんとも妙な存在である。アサイーは栄養価が高いスーパーフードというやつで、それが流行るのはわかるものの、これが日本でひとまず定着するほど受け入れられるものだと思うと、不思議なのだ。ブラジル発祥だがハワイを中心に広がったというのも面白い。

 個人的にはあまりもう一度食べようとは思わないが、経験してみて良かったとは思う。


 軽く腹を満たしてから、今日中にしておきたかった諸々をなんとかこなし、夕飯である。

 なんとなく、道中にあったビッグボーイに行ってみることにした。

 ビッグボーイは大学の近くにあり、その当時に一度行ったきりだったはずである。その看板にかなり見覚えはあるが、思い出はほとんど無い。私にとってはそんな存在だった。

 そんなビッグボーイが、島根にもあった。ロイヤルホストもデニーズも無いが、ビッグボーイはあるのだ。そして何故ビッグボーイに行く気になったかというと、チラシで「大俵ハンバーグ」の存在を知ったからである。

 牛肉100%の俵型ハンバーグを直火で焼いたのを鉄板で提供され、それをさらに焼き石で好みの焼き加減に加熱するタイプ。そう、我々はやはり、『さわやか』の幻影を追い続けてしまうのだ。

 しかも今はフェア中で、黒毛和牛の大俵ハンバーグがあるという。早速注文してみた。

 待つことしばし。やってきたハンバーグはこぶし大に丸い。ナイフで半分に切ってみると、しっかりとレアである。それを一口大に切って、焼き石でジューッと音をさせながら焼き、オニオンソースでいただく。

 嗚呼これは、うまい。そしてかなり近い。

 外はゴロゴロと粗挽き肉の触感がありつつ、中心は肉汁が滲んでとろける柔らかさ。この噛みごたえはかなり『さわやか』に近い。その上で、黒毛和牛だからか脂の旨味とクセの無さが際立ってきて美味しい。最後まで焼き石がちゃんと熱さを保っているのも素晴らしい。

 思いの外、満足度が高い夕飯になった。大学の頃には大俵ハンバーグの記憶が無いのだが、忘れているだけなのだろうか。もっと行けば良かったかもしれない。


 ところで先日、短編小説を一本公開した。

 「第6回こむら川小説大賞」という“逆境”をテーマにした自主企画に寄せたもので、しかし着想は「死別ブロマンス」という、また別の自主企画だったりする。後者の企画は私が遅筆な為に間に合わなかった。大変申し訳無い。そんなわけで今回の小説は“逆境”かつ“死別ブロマンス”な内容になっているはずである。こちらも読んでいただけると、大変嬉しく思う。


『やどかりの夢』

https://kakuyomu.jp/works/16817330661226803228

 

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