8月11日 エリックサウス監修ビリヤニ
三連休初日は、まぁひどい有様で。
雨こそパラパラとしか振らなかったものの、やはり頭痛と目眩がひどい。
そんな私を憐れんで、夫がセブンイレブンで「エリックサウス監修ビリヤニ」を買ってきてくれた。カレーフェアで話題の一品である。
『エリックサウス』は、東京都内を中心に名古屋や大阪にも店舗展開している南インド料理の名店である。そのビリヤニは看板メニューの一つで、今回はそれをコンビニで、細長く繊細なバスマティライスを使って販売するというので驚きである。
ビリヤニというのは、ものすごく簡単に言ってしまえば、インド風の炊き込みご飯である。誰が定めたのだか、「世界三大炊き込みご飯」の一つに数えられてもいる。(残り二つはスペインのパエリア、日本の松茸ごはん)作り方には地方などによって数種類あるが、半茹でにしたバスマティライスとグレービー(カレーのようなスパイス煮込み)を交互に入れて重ねていき、層のまま重ね蒸しにするのが一般的と言われる。ライタというヨーグルト和えを添えて食べることが多いが、チルド弁当の性質上難しいのだろう、今回は二種のカレーが添えられている。
家のレンジで温めて、開封した瞬間から広がる芳醇なスパイスの香り。期待が高まる。まずはビリヤニだけを一口。スプーンを入れた瞬間のパラパラ加減にも驚いたが、噛むほどに溢れる旨味と複雑なスパイス感が実に美味しい。まろやかな中にも深みのあるバターチキンカレーは本格的だが、ビリヤニとの相性はもう片方のチキンカレーの方が良い。キレのある強めのスパイス感がありつつも、タマネギの甘みがしっかりと効いたチキンカレーは、あっさりとしたビリヤニをどんどん食べ進めてしまう力がある。
このレベルの味を、全国のコンビニで、この値段で食べられることにまず感動した。その上で欲を言えば、カレー無しで具入りのビリヤニを食べたいと思ってしまった。チキンカレーの柔らかい鶏肉と合わせて食べたビリヤニは格別で、本来のビリヤニも様々な具とともに食べるものである。
いやしかし、山陰にいながらこの味が食べられて本当に良かった。また東京のエリックサウスでも本物を食べたいものである。特に渋谷の『マサラダイナー』では、モダンインディアンコースという珍しくもお値打ちな、美味しい創作インド料理が食べられるので、是非とも再訪したい。
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