3/22(水)「買い物袋」

「買いすぎだろ!?」

ぎゅうぎゅうに詰め込まれたエコバッグを両手に持つが、まだ連れは三つ目の袋に食材を詰め込んでいる。

「え、だってこのスーパー特売でお買い得だし」

牛乳や醤油など重い物はこちらにいれたから残りは軽いはず。

「君が来てくれるとつい買いすぎちゃうんだよね」

「……ぐぅ」



【おまけ】

「ほ、誉めても出てくるのはエコバッグぐらいだから!!」

「え、何照れてるの? あとエコバッグ何個持ってるんだよ。普段スーパーとか行かないでうちでご飯食べること多いのに……あ……あーぁ、なるほど」

「口が滑った」

「にひひ、口許押さえても赤いのバレてるよ!」

「なーんだ、君いつも面倒くさそうにしているけど、呼び足したらちゃんと来るのは、そーゆーこと。ふふふ。え、僕愛されてる~」

「俺のことなんだと思ってたんだ」

「え、荷物運搬機」

「それはさすがに酷くないか!?」

「あははっうそうそ、君のためにご飯を作るのは悪くない。馳走してあげるよ」

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