「……」

皿に盛られたオクラのパスタに口をへの字に曲げる。

オクラはあまり好きではない。

涼しげに自身の皿の上のオクラを食べる男は、何も言わない。

食べ物の趣味は合わない。納豆、オクラが好きな彼と苦手な俺。なのに、一緒にいるのが心地よくて。

「言わないとわからないよ？」

「君が好きだ」

【おまけ】

いつも寡黙な男が本当はちょこっとオクラが苦手なのを知っている彼は、いつもいつも泊まった後も言葉少ない彼が何を考えているかわからない。アレルギーで食べられないものとかある？には首降りで答えた。しゃべろよ。食べ物の趣味は合わないが相性が良い彼の言葉を聞きたくて意地悪したら、

まさかそんな言葉を吐くなんて思いもよらないじゃないか！

なんて書道の先生×料理人なんですが、

補足ないと伝わらないやんけ！！と自分に敗北です(＞＜)

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