第4話 初めての2人だけのデートは波乱だらけ
学校から家へは徒歩10分で行ける。周りの友達はすごく豪華な家だよねって言うけど僕は幼い頃から住んでいるからあんまりそんなことを考えたことはない。家に着くとすぐに自分の部屋へ行き、オシャレな私服に着替え、すぐに待ち合わせ場所に向かった。風菜とは今日近くのショッピングモールへ行くことになっていて、1階の入口で待ち合わせをしている。集合時間は午後の3時で僕は楽しみにしていたから15分前の午後2時45分に着き、風菜は5分前に着いた。2人でショッピングモールに入りお腹も空いていたことから2人で喫茶店でおやつを食べることにした。僕と風菜はホットケーキセットを選び、出来上がるまで待った。
「颯太、この後どこに行く?」
「まず、どんなお店があるのか確かめる為に歩こう。」
「うん、その後どのお店に行くか決めようか?」
そうしているうちに、ホットケーキセットがきた。ドリンクは僕はメロンソーダで、風菜はアイスティー。ホットケーキセットはもちもちしていてすごくおいしかった。その後会計を済ませ、ショッピングモール内のお店を探検した。ショッピングモールを歩いているとなんと彩音ちゃんが1人でショッピングモールにいた。
「颯太先輩、風菜先輩!先輩たちもこのショッピングモールに来てたんですね。」
「うん。今デート中なんだ」
「いいですね!私も一緒におともしてもいいですか?」
「いいけど!」
「ありがとうございます!!」
そうして3人でショッピングモール巡りをすることになった。
まず、服を選んで、アイスを食べて、CDを買い、他いろいろして帰宅する時間の午後6時になった。
風菜が彩音ちゃんを送っていってあげてっていうから僕は彩音ちゃんと一緒に帰ることになった。彩音ちゃんは僕の家のすぐ近くに住んでいるみたいで、結構お金持ちみたいだ。
一緒に帰っていると・・・
「私、颯太先輩のこと昔から知ってるんです」
「え、なんで?」
「秘密です。颯太先輩が自分で思い出してください。」
ちょうど彩音ちゃんの家の近くに着き、ここで彩音ちゃんと別れた。そして僕が帰ろうとすると彩音ちゃんが僕のほっぺにキスをしてきた。
「風菜先輩には絶対内緒ですよ!」
僕の心は落ちつかなかった。
あれ以来、彩音ちゃんとあまり会うことはなく、風菜との交際は順調にいっていた。そうして僕と風菜は高校3年生を迎える。
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