第5話 絶対別れたくない

高校3年生の春、風菜との交際も1年を迎え、日々楽しい生活を送っていた。でも4月の中旬、僕の父 七瀬秋文(ななせ あきふみ)から風菜ちゃんとは別れろと告げられる。

「お前は私が決めたお見合い相手と結婚し、会社を継げ」

「いやだ。僕は会社は継ぐけど、父さんが決めた相手とは結婚できない」

「そんなこと許さない。風菜ちゃんとは絶対別れろ」

風菜とは別れたくないけど風菜が父さんから嫌がらせを受け嫌な気持ちになったらいけないから風菜に別れを告げることを決めた。

翌日 風菜に理由を言い別れを告げた。

「私、絶対別れたくない」

「ごめん」

「私が颯太のお父さんに認めてもらえるように頑張る。だから待ってて」

そうして僕は風菜と別れた。

明日はついにお見合いの日で誰がお見合い相手かはまだ聞いていない。


ここから想定外の相手に颯太はもちろんのこと、風菜もびっくりする。そして想定外の展開になることをまだこの時2人は知らないのです。

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