第13話 橘視点

アリサは来客用の部屋に寝てることを確認した橘は

元弥に呼ばれてた部屋までにやって来た


「まぁ、座ってよ。」

さっきまでいた黒服ではなく執事と獣人がいた


「後ろの人達は?この話聞いても大丈夫なの?」

気になっていたことを聞くと

「大丈夫、僕の眷属だから。それで話はなんで黒姫のこと知っているかだっけ?」


「そう、それをどこまで知っていますか?」

手をギュッと握りしめる。何かあったら殺す覚悟を持って


「多分君より知っているかな。魅了眼を持っていて、それが家系的なものと君たち一族の仕事」


その瞬間魔法を使おうと魔力を練ると寒気がして、咄嗟に後ろを見ると執事に肩を掴まれていた


「ダニエル下がっていいよ、そんなに警戒しなくていい。君達一族とは初代の頃から仲がいいからね」

懐かしむような言い方だった


「初代?何年前だと思っているんですか。平安時代から続いているからもう2000年ぐらい前ですよ」

嘘だと決めつけて言い放つと


「だって僕人間じゃないもん。妖だよ」

その目の瞳孔は割れ始めていた


「まだ信じれませんがあなたは私に何をさせようとしているのですか」

ここに呼んだ理由を尋ねると

「簡単だよ。君が当主になってた時に僕の眷属になってもらいたい。初代から俺が興味を持った相手にいつも聞いているだけどね」


「眷属になる利点は?」


「不老になり、もっと強くなれる。あと、君がまだ完全に支配できてない魅了眼を完璧にする方法とそれを進化させることが出来る」


半信半疑になりつつ、その提案は受けるしかないと思った。こんな眼なかったら良かったのにと後悔していたから


「だったら、魅了眼を完璧に支配におけるようになったら眷属になります。契約魔法を使ってもらって大丈夫です。」

即決だった。自分にコンプレックスが無くなるのだから。


「おけ。ダニエル契約書持ってきて。

ありがとう、この契約書で間違いがなかったらサインをしてくれ」


注意深く確認してサインをすると魔法陣が浮かび上がり契約が成立した


「自分で制御できるまでこの魔道具で封印できるけどどうする?」

その見た目はメガネだった


「封じるための持っているので大丈夫です」


「漏れ始めてるから言ってるんだけど。

それの強力版みたいなものだから安心して、君のお父さんにも許可とってるから」


父まで許可をしているならと思い、

「ありがとうございます。貰うことにします」


「アリサと同じ部屋にベッド置いてあるからそこで寝な、日翔手伝ってやれ」


「アリサのことありがとございました。それでは

失礼します」

事前に相談してた通りフォローしてくれたおかげでアリサは元気になりそうだ。そのお礼は言わないとと思い言った


しかし、全てあの男を信用した訳では無い。

私のことを知っている時点でろくな奴では無い


だけど私の唯一の友達のためなら頑張ろう。

アリサが覚えてないみたいだか、本当の私を知らなくて良かった。

知っていたら友達になれなかったかもしれないから

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