第4話入学式 幕間 監視者
(遅いですね)
もう入学式は始まる。しかし、私の監視対象が到着していない。打ち合わせの時にムー大陸上陸したら我々の用意した車に乗る話があった。
ダダこねられたので仕方なく却下にしたが、それは間違いだったようだ。
そして、その件でいま私は日本ギルドマスターと ギルド総帥兼EXランクの2人に
囲まれている。
「つまり、お前さんもあいつがどこにいるか分からないのか?」とため息と共に吐き出した。
ギルドマスターの中でも特に苦労性と呼ばれるだけはある。後方に控えている、総帥もまたため息を
漏らしている。
「えっと...、私の監視対象とは総帥とギルドマスターのお二人から見てどういった人物なのですか?」
何気ない質問が待機室の気温を下げた
(やばい話題をそらすはずが.....)
「人としては最底辺なところは酒好き、女好きと依頼を受けない」とはギルドマスターの言葉
いつもの愚痴が溢れる
「元々同じランクとは思いたくないほど残虐性」
苦渋をなめさられたことを話す
しかし.........、「「紛れもなく強い」」と言った。
そんな人を監視するのは初めてでは無い。なんとかこなして、キャリアを積みたい私は
「お任せ下さい。あいにく、接する機会はたくさんあります。上手く対象者の懐に潜り込みます!」
「おう、俺と総帥は今から入学式をギリギリまで伸ばす。あいつらが来たらすぐに会場に入れろ。」
目を鋭くさせて、立ち上がり部屋が出ていった。
部下たちに来たら教えろと言い、部屋から出させるとへたり込んでしまった。
しかし、ここの学校の空気昔からは変わらない
明るくて緊張感溢れる。少し変わった空気
また、ここに来るとは思ってもみなかった。
もうはじまっているのにも関わらず私たちは忙しい
外に出て待っていようと思い、外に出ると
執事のような男に出会った。怪しいと思い声を
かけると、
「あぁ、探しました。よろしくお願いします。我が主の監視者、いえ、名も無き者 。まだ主は着いてませんが先にご挨拶にと思いまして 」
「えぇ、よろしくお願いします。」
声は引きつっていなかっただろうか。
動揺が隠せたか分からない。
妹のためにも絶対に成功させなければ.................
幸運かはたまた不運か分からないが監視者に
選ばれた 葉月 結芽(はずき ゆめ)
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