1-4:ダンジョン設定

ダンジョンの現在解っている設定。


ダンジョンはある程度以上人が集まった地に無作為に神の手によって作られる。

そこに住まう人数によってその大きさが決まり、少なければ浅く、多ければ深い造りになる。

現在のダンジョンの数は不明とされる程多く、その数は数千では聞かない数となっている。

何故不明とされるかと言えば、人の移住の有無や死亡や出産等によって増えたり減ったりするからである。


統計から予想がされるダンジョンが作られる人の数は最低1000人以上の人とされている。

5000人以下の人が住んでいる場所なら5階層。

10000人以下なら10階層。

20000人以下なら20階層。

40000人以下なら30階層。

80000人以下なら50階層。

160000人以下なら70階層。

320000人以下なら110階層。

640000人以下なら150階層。

1280000人以下なら推定150階層。

2560000人以下なら推定150階層。

5120000人以下なら推定150階層。

10240000人以下なら推定150階層。

20480000人以下なら推定150階層。

となっており最高階層は150階層と予測されている。

人口64万人以降は全て推測であり、現在最高到達階層は115階層となっている。

世界の人口はダンジョン出現と共に神のお告げとそれに付随する神罰、ダンジョンからモンスターと呼ばれる存在が溢れるリリースと呼ばれる現象とダンジョン内での死亡により大きく減少した。

最盛期では100億にも届いたと言われている人口は50億を下回っている。

推定階層が最高150階層と思われる理由はリリースによる溢れたモンスターの強さと石板からもたらされた答えから推測されている。

2千万以上の人口を誇る都市は現在認められておらず、1千万以上も3つ、500万以上で12、250万で増えて58となっている。

64万人以上の都市等は意外と多い。

5000人以下の市町村等の場合はダンジョン攻略があまりされないような場所、住んでいる住人に若い者等がいない場合等はその地を離れ、ダンジョンを消滅させる事になっている。

半年間で50日以上その地に留まる場合、その地に住んでいるとカウントされ、逆に49日以下しかいなければそこに住んでいないとカウントされる。

これを利用してダンジョンの消滅を行っている。


ダンジョンに出現する存在は過去の幻想生物や空想生物の姿をしている者が殆どでモンスターと呼ばれている。

低階層なら比較的弱いとされるモンスターばかりだが、それでも正真正銘の怪物でありしっかりと準備や装備を整えていない一般人からすれば大きな脅威となる。

着の身着のまま倒せるような人物は名が世界に広がる様なレベルの格闘家や武術家位。

5階層ごとに門番的なボスと呼ばれる強さを誇るモンスターが配置されている。

浅い階層から得られる物の価値は相応に低く、深く潜れば潜る程価値が高くなる。

モンスターが落す魔石と呼ばれる物もまた浅い階層のモンスターは小さく、深くなればなるほど大きくなっていく。

大きさだけではなく色も関係があり、白、灰色、黒の順に価値が上がる。

白でグラム当たり20円、灰色で200円、黒で2000円が現在価格。

一番小さな魔石でも5g、大きめの物で1kg、歴代で一番大きい記録に残っている魔石で5kgとなっている。

黒の500g以上の大きさに関してのみ時価となっており、1kgでも平均して1000万近い金額で取引される事が多い。

魔石以外にも宝箱と呼ばれる箱も出現するが、浅いダンジョンでは滅多に現れず現れてもそれ程珍しくない物が多い。

20階層以下のダンジョンからは低位のポーションや低位の魔符程度しか出ないとされている。

30階層を超えたダンジョンの21階層以上からようやく品質は低いが属性や能力が付与された武具等が出現したりする。

これより下で更に深くなればなるほど品質等が上がったり伝説上とされているような武具等が出たりする。

それ以外だとモンスター由来のドロップ品、これは利用価値があるか否かでその価値が大きく変わる為一概に幾ら位と言える物がない。


ダンジョン内でモンスターを倒せば位階、通称でレベルと呼ばれる物が上がりステータスが上昇しスキルを身に着ける事が出来る。

レベルを上げるには本人にとってどれだけ苦戦する相手であるかが大切となり、片手間で倒せるような相手であればかなりの数を倒さないとレベルが上がらない。

レベル0の人が油断をしなくとも少し間違えれば大怪我を負いかねないモンスターを1体倒せばレベルが1上がったとして、同じレベル0の人でも同じモンスターで本人の基礎能力値が高く油断しても掠り傷や打撲程度しか受けない場合は数十体倒してようやくレベルが1上がると言った形になる。

その為、どのモンスターをどの位倒せばレベルが上がる等と言った事を伝えるのが難しくなっている。

それでも少なからず経験にはなっている為、狩り続けていればいつかはレベルが上がりはする。

レベルが高くなればなるほど必要になる経験は高くなっていると思われ、高レベルの人が1階層のモンスターのみを狩ってレベルを上げようとすれば数十年かけてようやく1上がるか上がらないか、下手をすれば死ぬまでに間に合わない可能性もある位気の遠くなる数を狩らなければいけなくなる。

レベルが上がる毎に1ポイントのスキルポイントが与えられ、それを消費する事で様々なスキルを身に着ける事が出来るようになっている。

スキルにも位階(レベル)があり、最高で5まで上昇させることが出来る。

スキルのレベルを上げるには、そのスキルを習得したポイントと同じポイントを消費する事で1つ上昇させることが出来る。

ステータスはレベルが最初は0から始まり、1上昇する毎にそれまでの経験に応じた能力が3つプラスされる。

スキルポイントは0の初期段階で1だけ与えられている。

例外として人種で『運に愛されし』と表示される人種が10年に1度、1人だけ現れる。

この運に愛されしという人種名を持つ者は能力が3つの所4つ上がるようになり、スキルポイントが1の所2上がるようになる。

その上で初期のスキルポイントが2となる上に適応調整と適応順応のスキルを所持している。

この人種名を持つ者が探索者となった場合、その時代の先導者と呼ばれる事が多いが、名乗らない人の方が非常に多くなっている。

ステータスの種類は以下12、レベルと人種とスキルポイントを除けば能力は9つ。


位階 :通称レベル。

人種 :産まれた国の人種。

体力 :スタミナと生命力。

精神 :神秘を使う為の容量と精神への防御力。

筋力 :腕力、脚力、腹筋等様々な力の強さ。

頑強 :身体の頑丈さ。

器用 :指先や細かい作業の正確、精密さ。

敏捷 :素早さ、反射神経や反応速度。

知力 :判断力、知恵、知識、知性、記憶力、洞察力等を含む総合力。

神秘 :魔術や魔法、奇跡と呼ばれる力の強さ。

抵抗 :神秘や状態異常に対する抵抗力。

技術P:スキルポイント。


ステータスに置いて体力はRPG等によるHP等に近い役割があるとされ、精神力はMP等に近い役割があるとされている。

初期のレベル0の段階ではスキルポイント以外の全てのステータスが0から始まり、0だからと言って何も出来ない訳ではない。

0とはその時点での年齢と本人に合わせた基準値とされ、プロの格闘家であろうと産まれたての赤ん坊で有ろうと全て0。

だからこそ0で合っても基礎能力値が高い者と低い者ではっきりと差が産まれる。

同じ年齢であっても100mを12秒で走れる者と16秒で走れる者がいるのと同じ。

レベルが上がった際に上昇するステータスは1上がる毎に大体2%程度上昇すると考えられている。

この上昇は基礎能力値に上昇した数値が合計して計算され、次の上昇時はその合計値から2%上昇すると考えられている。

例として体力の基礎能力値が数字で表せば100とした時、レベル上昇で体力が1上昇すれば102になる。

レベルが更に上昇し体力が2に上がれば104.04、体力が3に上がれば106.12と言った形で増えていく。

レベルが上がらずとも身体を鍛え上げれば基礎能力値はある程度までなら上げられる。

0でフルマラソンを走れる人が基礎能力値で高位とした場合、10km程度しか走れない人が鍛えてフルマラソン出来る程に鍛えれば基礎能力値が上がったと判断出来る。

基礎能力値が上がればそれに応じて上昇したステータスの数値の合計値も上昇する為、身体を鍛える事は推奨されている。

その為レベルが上がり、能力値のプラスが高ければ高い程大きく差が広がっていく。


ダンジョンに入る事が可能になる年齢は日本では高校卒業者又は15歳以上とされ、海外ではそれぞれの国に応じて入れる年齢は変わる。

15歳であっても高校に通ってる者はを卒業するまでは不可であり、卒業して初めて入る事が可能になる。

大学生などの学生であれば問題なく自己責任で入る事は可能。

外国から訪れた場合も年齢制限は同じ扱いになる。


ダンジョンは10階層以下は1年、30階層以下は2年、70階層以下は3年、150階層以下は4年真面に攻略を行わなければリリースされダンジョンからモンスターが溢れる。

溢れるモンスターは基本的にそのダンジョンの最大階層の1/5の階層までのモンスター。

装備を身に纏ってない一般人からすれば1階層のモンスターであっても恐るべき怪物であり、それが5階層、10階層以上となれば大量虐殺が巻き起こる。

リリースされる際に溢れるモンスターはその数が非常に多く、30階層以上のダンジョンであれば数百人規模の探索者でも十全に押さえる事は不可能とされている。

20階層以下のダンジョンでも完全に抑えるのは不可能で、少なからず市町村に流れ死者が必ず出る。

高位階層の探索者であっても1人で対応できるモンスターの数には限りがある。

30階層以上のダンジョンは押さえる事が出来ずに零れた時、市町村に流れて大量虐殺が確実に引き起こされる。

それ故にリリースを起こさぬように常に人は集められ、各地のダンジョンを攻略し続ける事になる。

ダンジョンの攻略は10階層までは最深層のボスとされるモンスターを討伐する事で攻略していると認識される。

20と30階層で15階層のボスモンスター、50と70階層は30階層のボスモンスター、110階層と150階層は60階層のボスモンスターを討伐する事で攻略している認識され、それ以降のボスモンスターを討伐する事で追加して攻略していると認識される。

1度の攻略で1ケ月分の期限が伸びる形となっているが、それぞれのダンジョンの階層に応じたリリースの最大値以上にはならない。

ボスモンスターの復活期間は10階層以下は1日、30階層以下は7日、70階層以下は14日、150階層以下は28日。

リリースされたモンスターはリリースが起こってから24時間で不自然に消える。

全てのモンスターは新しい科学技術で作られた機械以外の、古いとされる科学技術を用いた機械で作られたあらゆる武具に対して非常に高い抵抗力を持っていると推測されている。

ダンジョンの広さは階層*1km四方だと思われる。






実際の正しい設定。


ダンジョンを作っているのは神。

ダンジョンは1000人以上の人がいる地域でランダムに地の環境が一番良い場所に作られる。

ダンジョンの階層は想定されている通り、最高階層は150階層。

現在のダンジョンの数は52392、常に増減している為、順次その数は変わり続けている。

住人の人数感知は認識されている土地内に半年間で合計50日以上滞在した場合に判定される。

モンスターは基本幻想生物と空想生物、動植物を元にした生物で作られており、稀に反リソースである汚染された何かが現れる。

モンスターの強さは1番弱いとされるモンスターであっても成人男性が鍛えた程度の実力を持っている。

5階層おきに門番と言う名のボスが置かれ、このモンスターは通常のモンスターよりタフで強い。

各階層に寄って割り当てられるリソース値の合計が違う為、浅い階層であればある程リソースが少ない。

その上で回復するリソースも少なく、運よく余裕が産まれた場合は褒美の宝箱が出る。

ただし出たとしても、その品質や価値は低くなる。

階層が深くなればなるほど割り当てられるリソースが多くなり、回復する際の回復量も大きくなる。

それも有り余裕が出来る割合は増え、余裕が出来ればその余裕分で出せる宝箱は少しずつ品質や価値が高まっていく。

宝箱から出るアイテムはポーション系統、魔符系統、ダンジョン以外の地上で掘りだせる金属や貴金属等の鉱石とダンジョンのみから掘りだせる金属や貴金属等の鉱石。

武具の類や装飾品の類、便利な道具や魔道具、調理可能な食べられる食料、ダンジョン以外の地上に生えている植物とダンジョンのみに生えている植物。

深い階層になればなるほど高品質であったり価値が高かったりするようになる。

魔石は想定されている通り、ドロップ品も同じ。

モンスターを倒せば経験値が得られ、戦っている本人の基礎能力値と比べ相手の基礎能力値が同等の場合は通常通り、同等以下の場合はその度合いに寄って下がり続ける。

同等以上の場合は同じく度合いによって上がり続ける。

レベルを上げる為に必要となる経験値の量は上がれば上がる程必要量が増えていく。

レベルが上がるたびにスキルポイントは1貰え、スキルポイントの数値が増える程入手可能なスキルは増えていく。

1ポイントスキル、2ポイントスキル、3ポイントスキル、4ポイントスキル、5ポイントスキルの5段階が存在している。

ステータスは通常は3つ、それまでの経験を糧に上昇するが、スキル次第で最大5つまで上昇させる事が出来る可能性がある。

ダンジョン自体に年齢制限はなく、入るだけなら赤ん坊でも入る事が出来る。

動物等も入る事が可能で、モンスターを倒す事が出来れば動物でもレベルが上がる。

ダンジョンのリリース期限は想定通り、溢れるモンスターの強さも想定通り。

リリースされたモンスターは24時間でダンジョンに戻される。

攻略されるとされる階層も想定通り、門番のボスの再出現期間も想定通り。

ダンジョンにはリソースがあり、そのリソースはそのダンジョンが作られた地や海の耐久値で環境が回復していけばいくほど回復する速度が上がり、環境が悪化すればするほど速度が下がる。

リソースが少なくなればなるほどモンスターは出現しなくなり、金属、貴金属、鉱石、植物等も採取、採掘出来なくなる。

当たり前だが余裕がなくなるので宝物の類等は先ずでなくなる。

環境が汚染されていくと、汚染度によって応じた強さの反リソースと呼ばれる神が想定していない何かが産まれる。

通称イレギュラーモンスターと呼ばれている。

汚染された環境が集まり作られた存在の為、その強さは通常の幻想生物や空想生物等より非常に強く、もし倒す事が出来ればその強さに応じたリソースが回復する。

この時回復したリソースの余暇等でほぼ間違いなく宝物が出現する。

汚染された何かの強さに応じて男女に現れる深さをダンジョンが調整し深い場所に閉じ込める事が多いが、稀にダンジョンの感知から逃れ隠れられる者や汚染された何かであっても比較的能力が低いとされる者は放置される事もある。

ダンジョンないしそれを作った神の目的はダンジョン内の未知とされる物資を元にした更なる進歩、進化と現在の科学技術の変異、変更。

それを成す事が出来るようにステータスとスキルを与えている。

ダンジョンで作られた全てのモンスターは現在の科学技術を含む機械で作られたあらゆる物に対する非常に高い抵抗力を持っている。

機械を使わない全てを手作りした品に対してはその抵抗力を発揮しない。

そしてダンジョンから手に入る未知の物だけで作られた機械等を元に作られた物であれば抵抗力を発揮しなくなる。

あくまでこの未知の物だけで作られた機械も現在の機械等を使わずに手作りで作り出した場合のみ、と言うよりも加工含むほぼ全ての事が現在の機械で作られたりした物では何も出来ない。

人々や動物達が完全に神の手等の力を必要としなくなればダンジョン等を含む幻想生物や空想生物も全て消えるが、ダンジョンから歳出される物を前提に進歩、進化した場合は消す事が出来ずに消える事が無くなる。

進歩、進化が続きそう言った歳出される物を自力で作り出せるようになれば可能性はある。

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