異世界に飛ばされたらツンデレ美少年との生活が待っていました。

第2話 知らない場所に知らない美少年

　社内のトイレに向かって歩いていると、足元になにか違和感を覚えた。

「うぇ！？」

　･･･････なんか魔法陣っぽいものが足元で光ってた。

「あ───」

　ごめん、久美ちゃん。もう会えないかも────

　あっと思う間もなく、私はそのまま光に呑まれ、意識がブラックアウトした。

◇◇◇◇◇◇

「･･･････！････ぉ･･ろ！･････きろ！　起きろ！！」

　心地よいテノールボイス。

　んぇ･････？　誰かが呼んでる････？

　重たい瞼をうっすらと開けると、白い垂れ耳がぼやーっと目に映る。

　･････ん？　垂れ耳？　

　その言葉が頭に浮かんだ途端、一気に頭冴えてきた。

「サツキぃぃぃ────────！！！！！」

「うわぁぁ！？」

　途端、耳に響く叫び声。え、誰かいるの？

　叫び声の主に目を向ける。

･････････････

　え、誰っ？　なんかすごいびしょ、美少年がいるんですけど！？

　真っ白な癖毛の白髪に、吊り目な水色の瞳。＋髪の毛と同じ真っ白な垂れウサ耳。

　ん〜？　なんかどこかで見た色合い･････

「サツキッ！！！！」

　そうだ、サツキだ！　うちで飼ってたツンツンツンツンデレな我が愛しのウサちゃん、サツキ！

　でもサツキは立派なウサギで、こんな立派な少年ではなかったはz

「さっきからサツキサツキと連呼するなッ！　俺ならここにいるだろ！？」

　ん？　あれ？　

「ねえ、君さ、もしかしてなんだけどさ、私がさ、飼ってたウサギのサツキなの？」

　あり得ない、我が愛しのサツキはもっとモフモフしててコロンとしてて小さくて･････

　お願い、違うと言って！　サツキ、戻ってきて────！！

「だからそう言ってるだろ、さっきから。何回も言わせるな」

　う、嘘でしょ････････

「そこまで愕然としなくたっていいだろ！？　ちょっとショックだぞ！」

「いや、こっちこそショックだよ！　私のもふもふなサツキを返して！」

「だから俺がサツキだよ！！」

「･･･････わかったよ。君がサツキだってことはわかった。･･･････じゃあ、うん、やっぱりこれ以外ないでしょ。結婚して！　サツキ！」

　サツキが人だったなら結婚以外ないでしょ！　結婚すれば一生サツキのこと可愛がれるし！

　うん、やっぱり戸惑うよねえ。でも戸惑うのも可愛いなあ。彼がサツキだと分かったなら、あとは可愛がるだけだもんね。

「･････は？　え？　い、いやそりゃあ理奈のことはすきだけどゴニョゴニョ･･･････」

「うん？　なんか言った？」

「い、いや言ってない！」

　んふふっ、可愛いなぁ。

「でも安心して！　サツキは私が面倒みるし可愛がってあげるからね！」

　そういえばあれ、サツキって男の子だから下のお世話とかどうすればいいんだろ？

「下のお世話ってした方がいい？」

「はッ！？　バ、バカ！　ちょ、何言ってんの！？」

「え？　な、なんかおかしなこと言った？」

　サツキを見れば、なぜか顔を真っ赤にしてプルプル震えている。

一体どうしたのか。

「ね、ねえ、どうした────」

「お前が煽ったのが悪いんだからな！！　後悔すんなよッ！」

「え───んうっ！？･････あ、んっ････」

　え、なんでサツキにキスされてんの！？　しかもこれ、ディ、ディープキスというものでは！？

　きゃーーー！！　私キスされてる！　

　私が内心悶えているのなんて構わずにさつきの追随は止まらない。

　サツキは早急な手つきで私の胸元のブラウスのボタンをプチプチと外している。

「え、っちょ、何を･････！」

「大人しくしてろ」

「っ」

　急に耳元で一段低くなった声で囁かれる。

　なんかゾクゾクするからやめてぇ！

　そうしている間にあっという間に私の胸は暴かれてしまった。

　ズラされたブラに私の胸が乗ってる！　

な、なんかエロいんだけど！　

そしてついでとばかりに地面に押し倒された。

え、いつの間にかサツキも服脱いでるし！

キャー！！　美少年の生裸！

「････････おい。指の隙間からチラチラ見てんのバレバレだぞ。まあいいけどな」

ごめんなさいごちそうさまでした！！

Fin.

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ちょっと、というかめちゃくちゃキリ悪いですが、一旦ここでおしまいということで。早駆け過ぎた自覚はあります、はい。正直に言うと２話目はちょっとほかの作品より手抜きしました、ごめんなさい。ところどころ読んでて違和感あったかもしれませんが、ご容赦ください。

はい。あのあとのことはご想像にお任せします！

どうでしたか。ほとんどツンデレ要素なかったですけど、キーワード詐欺ではない、と思う！

自分の性癖妄想を書き連ねました。短いですけどね。もっと文章力が上達したらさらに書こうと思います。

これ、作者の性癖絶対バレちゃってますよね？　というかあらすじとキャッチコピーで言っちゃってるし。

こほんッ

最後にちょっと短すぎたかなと思うので、オマケを書きました。オマケにもならないかもしれませんが。

〈おまけ〉

これで私とサツキは結ばれてめでたしめでたし！

「とはいかんだろうがぁ──────！！！　おいサツキ！　私になんてことをしてくれたんだこらぁぁ───！！！」

「は！？　いや、理奈も拒んでなかっただろ！！　嫌なら拒めばよかったじゃないか！」

「そう言う問題じゃ無いわボケッ！　処女に〇〇〇（ピー）６回もするなんてどんな〇〇（ピー）設定なのよ！？　もうすこし考えてヤれやぁ！！」

「なんかキャラ変してるぅ！？」