ゲーム

俺がお風呂から出た後自分の部屋に入ると


「やあ待っていたよ」


俺の姉である一条 すみれがいた


「すみれ姉ちゃんは帰ってくれませんか」


「ひどくないわたくしの扱いひどくありませんか」


すごい泣き顔で俺に抱きついてくる


「どうしたのすみれ姉ちゃん」


「だってね陽太を動かそうと思って二人が頑張って

いるのを見てわたくし助けようと思ったのにいいから

って言われたんです」


「そうなんですか」


すみれ姉ちゃんの赤い髪に小さな身体に放漫な乳がぶ

つかっていて俺は話しが入ってこない


俺は変態か


変態だ


「すみれ姉ちゃん俺の事を動かそうとしてくれようとしてくれてありがとう」


後でりゅーねぇーちゃんと姉ちゃんにも感謝しとかな

いといけないな


「わたくしは別になにもしていないのですよ」


「気持ちだけでもありがたいよ」


俺はすみれ姉ちゃんの頭を撫でる


本当に変わらないなすみれ姉ちゃんは


すみれ姉ちゃんは涙を拭いたかと思うと


「じゃあゲームしましょう」


すみれ姉ちゃんは嫌なことがあるとゲームをして忘れ

る性格だ


だから、俺も付き合おう


「おうゲームしようぜ」


ゲームは対戦形式のゲームだ


大きな箱のような形のものにはたくさんのキャラクタ

ーがいた


俺は騎手をすみれ姉ちゃんは魔法使いを選んだ


「負けたら罰ゲームをするのはよろしいですか」


「おういいぜじゃあ負けたら勝った方の言うことを

聞くってことで」


「ええそうしましょう」


「ほんとすみれ姉ちゃんは好きだよなこのゲーム」


俺はすみれ姉ちゃんに話しかけるが返事は返ってこな


すみれ姉ちゃんは集中していた


「よし俺も本気でやるか」


ポチポチ


少しの間沈黙の時間が流れた


「ああ負けちゃたか」


「よっしゃ勝ったぜ」


すみれ姉ちゃんはガッツポーズをしていた


俺のゲーム画面にはI amloseの画面が出ていた


本当にすごいなすみれ姉ちゃんは色々な物に対して本

気で取り組めて俺はいまいち本気になれない


言い訳をしてしまうんだよな


本当に情けないな


でも、罰ゲームって何をされるんだろう


「では罰ゲームはわたくしと買い物に行ってくれませんか」


「おう分かった」


すみれ姉ちゃんのことだからもっと何か別の事を言わ

れるのかと思ったのだが意外だな


例えば、わたくしと寝てくれませんかとかだ


まあさすがにないか


俺の願望だしな


俺とすみれ姉ちゃんは罰ゲームで近くのスーパーに出かけていた


「これがいいの買って陽太」


すみれ姉ちゃんはプリンを俺にねだってきていた


すみれ姉ちゃんはプリンが好きだからな


プリンといっても何も乗ってないプリンだけど


はぁ自分の姉ながら甘えん坊だと思えてならない


まぁそこがいいんだけど


「分かった」


俺はすみれ姉ちゃんからプリンを受け取りかごにプリ

ンを入れる


「すみれ姉ちゃんはプリンが欲しくて来たんですか」


「いやでしたか」


「いやではないですよすみれ姉ちゃんと一緒に買い物ができて嬉しかったし楽しかったから」


「それならいいんじゃないの」


「まあそうですね」


こうして俺はすみれ姉ちゃんと一緒に家に帰るのだった

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