第13話 ドラゴンを見つけたよ!

「で?どこに行けばいいんだ?」


「えっと……「ブラックファング」生息地[サラファの平原]

ってところにいるらしい。」


「それはどこなんだ?」


「ここから東の方にあるらしいわ。たぶんここからすこし歩いたところにあるわ。」


「ちなみにこの国のどこらへんになるの?」


「この国は大陸の南西にあるわ。たぶんこの都市は王都に次いで二番目に大きい

都市で……この国の西に位置するところにあるわ。」


「へ~。つまり、サラファの平原は大体この国の中央にある平原な訳か……」


「そう!やっぱ頭いい?」


ま!知力はあげてるからな!


「他の国についても教えてくれ……行きながら……」


「わかったわ」


そして俺たち二人はその平原に行った。


~~~~~~~~~

「とりあえず……30匹集めたっす……あとは別の種族がいれば……」


すると、森の奥から「ウゥゥ」とうめき声が聞こえた。


「ん?この鳴き声……あ!ちょうどいいやつが!」

ファルドはそう言うと森の奥に入っていきました。

~~~~~~~~~

「……んで、北西が帝国「マルド」、北東が魔族領、

そして東がこの大陸一大きい国、王国「ナラル」です。

今私たちと戦争をしている国よ。」


「え?それ敵に回したらまずいんじゃ……」


「それが、国境付近に結界があってね……」


「結界?」


「そう、百年前ぐらいに勇者様が張ってくれた結界があるのよ。だから

王国も進行しづらいの。」


「勇者がいるのか!?」


「ああ、十年に一回勇者と呼ばれる、身体的能力が常人よりはるかに

高い人が生まれるのよ。主に魔王を倒すためとか言い伝えられているわ。

確か広めたのはアフロディーテ教だった気がする……」


……アフロディーテってたぶん俺をこの世界に転移させた奴だろ……


「おれそいつらと絶対会いたくないな~」


「なんで?」


「えっと……」


「女神に怒りを燃やす者」があるから……


「ま、まぁこっちにもいろいろあるんだよ。」


そう言うとなんかリルナが呆れた目で見てくる。


「秘密が多い!!?ちょっとは話してよ……」


「まぁ仕方ないで割り振って!」


お!ついたみたいだ!


「ここがサラファの平原?」


「そうよ!素敵なとこでしょ!」


見渡す限りの草原、花が咲いていて空気も澄んでる。

最高じゃないか!


「でも、あんま見とれてると魔物が来るわよ!」


「ああ、わかってる。ここから2キロ離れたところにブラックファングいるよ。」


「は!?なんでわかるの!?」


「え?「探知」の魔法を取得してるからなんだけど……」


「た、たた、た、探知!!!???!?」


昨日寝る前に創ったんだよねぇ~

あ、等級確認してなかった……ないなに?

「探知」……等級ハイパー


「……ねぇ……なんで余裕で国宝級のスキルを持ってるんだよ!?!?(# ゚Д゚)」


「知らねーよ!俺も好きでもってんじゃねぇ!?俺は大歓迎だがね!」


「最強だろ……どの国行っても重宝されるぞ……羨ましいよ!」


「え!でも暗殺者に狙われるんだろ……お前みたいな(笑)」


「う、うるさ~い!もうさっさと狩ってこい!」


「え?もう狩ったけど?」


「なんでもう狩ってんだよ!?魔法か!?魔法なのか!?も~~う!!出番ない!」


「そうだよ~(笑)」


実は話している間に風魔法でぶっ〇したんだけど……


「あ、そうそう言ってなかったな……なんか弱そうだからほっといたけど、

多分こっちにドラゴンみたいなやつが近づいてる!レッサードラゴンとかでしょ?」


「!?ちなみに大きさは?」


「わかんないけど……俺たちの四倍くらいデカかったよ!」


「それ間違いなくS級のドラゴンだよ!?」


「え!?ほんとに!?それにしては 弱っちかったな 。」


「え!?まさか……」


「うん!倒しちゃった!(^▽^)/あ!テイムしたいから〇してはいないよ!」


「はああああああああああああああ!!!!?????????」


今日もリルナはうるさいのでした。


第十三章終わり


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