第9話 魔物を魔王からぶんどった!

「実質魔王になったっと……そういうことか?」


「はい……そうゆうことになるっす」


 皆さん朗報です!異世界に来て一日で魔王級のつよさになりました!

(言っている意味が分かりません……)


「春翔さん?」


「このゴブリンの名前を決めよう!」


「え?今?」


「ほんとっすか?うれしいっす!」


 リルナはなんか呆れてんだけど…

 なに!?なんか文句ある!?


「どんな名前つけてくれるんですか??」


 おっとすまん…どうしようかな?

 某有名アニメのゴブリンさんはゴ〇タとかいう名前だったけど…

 じゃあ…ファルドとかどうかな?


「これからお前の名前は「ファルド」だ」


「分かりました!よろしくお願いします!春翔様!」


〈眷属のステータスを見ることができます〉


 お!じゃあちょっと見てみようかな…


 ファルド LV10


 種族 キングゴブリン


 HP 100/100 MP 20/20


 ATK 200 DFE 180 INT 60 AGI 100 MEN 150


 スキル

「ゴブリンの長」 「リーダーシップ」


 称号

「魔王の反逆者」


 ※主人のステータスに影響されます


 主人 ハルト・アマツキ


 結構強い……俺のおかげでもあるがな!


「どうですか?春翔様?」


「ステータスに関しては文句ないな」


 ちょっと詳しく見てみるか…


「ゴブリンの長」…

 ゴブリンが近くにいるとき自分の指揮下に入れることができる


「リーダーシップ」…

 統率力が全体的にアップ


 おお!特に「ゴブリンの長」が強そうだな!

 称号はどうだろう?


「魔王の反逆者」…

 魔王の指揮下から外れ、魔王と対立しているものの

 仲間に入ることにより獲得できる称号。

 魔王の支配の解除が可能。


 待て……これ逆を言えば魔王と対立している存在ということになるが……

 そうなのかな?


「おいファルド!俺は魔王と対立している存在になるのか?」


「まぁ……実質そうなりますね。魔物を魔王からとった時点でもう敵対していると

 考えた方がいいですね。」


 でもまぁいいか!どうせいつか戦うんだし……

 いやまて……でも魔物があまりにも追ってくると面倒だな…

(でもまぁ全然よくない!!)


「整理すると……魔王に狙われることになったって解釈でいいのよね……ゴブリンさん」


「俺には「ファルド」って名前があるんすからそっちで呼んでください!リルナさん」


「はいはい分かったわよ。ファルド。これから奴隷同士よろしく……」


「はい!こちらこそっす!」


 なんかいい感じじゃねこいつら……


「なんで俺仲間はずれなの!?」


「「寂しがりや!?」」


「なんだよ!!?悪いか?」


「「いや…ちょっとかわいいなって」」


「うるさい!リルナはテント入って寝とけ!ファルドは夜の間警備を頼む!

 じゃあお休み!!」


「あ、逃げた」


「了解しました!春翔様」


 俺は一瞬でテントの中に入った


「ハズイ……」


 でもまあ目標が決まったな!

 とりあえず…


「「魔物眷属化」をしていく!」


 今日は疲れた……もう寝よう…


 第九章終わり

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