2日目 意識の混濁と、目の前のあの子の罵倒

おやすみを失った僕は、眠れない。

吐き気を紛らわしたくても、紛らわせれない。

目の前のあの子が、僕を罵倒する。

何を言っているのかは分からない。

ただ、僕を罵倒していることはわかる。

「ごめんなさい、やめてください。」

掠れた声で、吐き気をこらえて小刻みに震えながら懇願する。



この日は捨てた。

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僕はおやすみを失った 五臓あまね @Amane_53

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