第3杯 注文

店員のクマのぬいぐるみとの会話が終わり、


「ご注文を確認致します、醤油ラーメンと餃子と炒飯のセットで間違いないでしょうか?」


「合っているよ、それで、お願いする」


「かしこ参りました、オーダー入ります、醤、餃、炒セット、1です」


クマのぬいぐるみが、厨房に向かって、そう伝えると、厨房にいる、

招き猫の柄をしたぬいぐるみが。


「醤油ラーメンと餃子と炒飯のセットだな、あいよ」と


元気よく、職人ぽく返事をした。


店内にサラリーマン以外のお客様は、居ないため、注文の品が来るまで、

サラリーマンは、店員のクマのぬいぐるみに


「そう言えば、このお店のぬいぐるみの種類は、今、現在、何種類、在籍しているの?」


すると、店員のぬいぐるみが。


「先ずは、私、クマのぬいぐるみで、ウェイーターのテリーです、

今、お客様のご注文の品を厨房で、作っている招き猫柄の猫ぬいぐるみのトラと

お会計の所に居る、イヌのぬいぐるみのベルと

製麺所で、製麺をしている、恐竜のぬいぐるみのティラーと

洗い場に居る、タコのぬいぐるみのハチですね、

今、現在、この店の在籍中、メンバーに成ります」


テリーのメンバー紹介にサラリーマンは、驚き隠さない。


「現場に、本当に、人間が居なくて不便じゃないの?」


サラリーマンの質問に、テリーは。


「そこは、大丈夫です、この店のオーナーは、私達の産みの親の錬金術師で、

顧問弁護士、顧問税理士、顧問社会福祉士の人間が、バックにいますので、

この店で、トラブル対応が、解決出来ない時は、彼らの力をお借りする事が決まっておりまして彼等は、直ぐに駆けつけるように、この店の2階に事務所を開いておりますので、私たちは、安心して、この店を安心して営業できるのですよ」


テリーの説明を聞いて、サラリーマンは、この店では、トラブルに繋がる行為は、辞めようと決めたのだった。

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