第2話 面接

そこは、街から少し離れた

ラブホテル街の真ん中にある事務所だった

面接は車で行ったけど、コンビニで待ち合わせて。


運転席でドキドキしてたら

ニッコリ笑うメガネの男性が居た。


「あの‥.」と、同時に

「はい!はい!!!わたしです!!!」

「大丈夫ですよ、でも、緊張しますよね、皆さんそうですよ、初めてなら尚更ですね、大丈夫です、では。車、後ろから着いてきてくださいね」

と、言われ、事務所に向かいました。


車を停めて、中に入ると、ソファがあって、そこに座らせてもらい。

すると、そこの店長らしき人が

しっかりと目をこちらをみて、声が高めの早口な、でも、物腰の柔らかい感じの人で。

わたしが、どんな人間かを探っているような

そんな感じで、話は進んでいきました。


こんな仕事内容で、お金の話はこれが取り分で、まずは電話をすること、タイマーのかけかたオプション何をつけるか…など。


何か質問はないかと言われて

「妊娠はしませんか?」と、きくと

「デリヘルは本番なしですよ」と、言われました。そうなの!?

よかった〜

その覚悟できたから、拍子抜けしました。


「性病にはならないの?」

「検査にいってもらってます」

これも、とりあえず、よかった…

リスクは仕方ないと思ってるから…


他にも色々きいて

「服は?」

「うちはスカートだったらなんでもいいです」

「体型も、顔も自信がないです」

「大丈夫です、どんな人でも、絶対はないですから。うちは熟女店です。体が若い人がいいならば、そのお店にいきます。ウチに来るお客様は

値段設定も、高めだし、お金がある人達ばかりなので。対応も、ひどい話はききません。性病も、聞かないですよ」


もう、信じるしかないと思って、よろしくお願いします。

といいました。

早速写真を、撮って、

その日に働くのかと、思ったら

それから、一週間後と、なりました。


その日の夜に名前がきまり


「宮沢華」になってました。


はじめの一カ月は体験期間が付くみたい


その時が勝負だ、多分…


それから初出勤まで、お昼の仕事と

家の事を、キチンとして

家族には、お金がたりないから。ホテルの清掃をするとだけ伝えておきました。


さて….どうなることやら…わたしには

もう、さっぱりわからない…


まずは、スカートもってない…買いに行かなきゃ…




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華達 @sssaaa

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