孤独は


孤独は人を蝕むというよりかは

孤独はその人自身を偽ってしまう


わたしはどんな人間だっただろう

わたしはどんな心の色をしていただろう


絶え間なくふきすさぶ寒風の

苦しみのなかで

いつしかカメレオンのように

心は 形を変え 色を変え

異なったことばを話し

自分ではない人の話をする


あなたの優しさに触れるとき

こわばった心のタカがゆるむ

わたしたちは再び 心と出会う

それはまるで雲間から

すっと光が差しこむように


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