episode.24 踏み出す
高々とそびえ立つ城壁に囲われた王城――。
その存在感は王都の何処へいても否応なく感じてはいたが、こうも目の前にするとただただ圧倒される。
「13年ぶり……か。」
王都に来てからもう一年経つというのに、足を踏み入れていない場所がまだまだ数え切れないほどある。
それだけ聞くと単なる引きこもりにも取られかねないが、思い出があるからこそ反芻する度足は重くなる。
それは暗に俺の決意が足りていないということに他ならなかった。
だが、幸か不幸か、エレキスターのおかげで最後の一歩を踏み出すきっかけが出来た。
これから俺は彼女の前に立ち、謝罪をして、彼女の想いを一生を懸けて背負うことになる――。
それで許されるかどうかは分からない。
この後ろから首を絞めつける彼女の手が緩まることはもうないかもしれない。
けど、だとしても、俺は彼女の前で謝らなくてはならない。
もう十何年も待たせているのだから――。
長い月日奥底に放置されていたのが分かるほどシワシワのカピカピになった哀愁漂う通行許可証を検問に見せては重厚感のある門を潜り抜け城内へと入る。
城の中は懐かしくもあの頃と同じ活気に溢れていた。
それは本来ならば喜ばしいことではあるのだろうが、あの頃と変わらなければ変わらないほど俺の脳裏に焼き付かれた記憶が昨日のことのように甦る。
「くそっ……。」
吐き気と頭痛で気が狂いそうになるのを首を振って紛らわす。
発作までは起きていない。
大丈夫。大丈夫だ――。
周りの視線を浴びながらもゆっくりと歩みを進め王座の間へと辿り着く。
「久しいな。其方と会い見えるのは。」
その落ち着いた語り口調と声――。
想像していたのはもう少し若々しい声だったが、この十年近くで変わったものも当然あるか。
記憶との差異に多少戸惑うものの、このくらいは許容できる範疇だ。
「お久しゅう御座います、国王陛下。あれからもずっと無病息災とのことで何よりです。」
俺は片膝を床に着き、右手の甲を胸に当て掌を王に見せる。
「そう固くならずとも良い。其方と余の仲にそのような敬は無用だ。」
王のありがたい言葉に俺は立ち上がり表情を崩した。
「にしても、まこと久しいな。其方がここを離れてから幾許の月日が経ったか……。」
「だいたい13年くらいです。」
「ほう、もうそんなに経つのか……。」
王も俺も物思いに耽るように目を瞑ってあの頃を思い出す。
瞼の裏の真っ暗な世界に段々と浮かび上がってくるのは、やはり彼女の顔だった。
「あの事故は余も心を痛めた。もっと其方に寄り添うべきであった、そう今でも思う。」
「そのお気持ちだけで十分です。あの頃は周りの気遣いが寧ろ刃になっていたけど、今なら陛下や皆の気持ちも理解できます。」
俺は謝礼を籠めて王に小さく頭を下げた。
「変わったな。今の其方の目には光が見て取れる。希望の光がな。」
「だとすれば、それは偏に辺境の地で出会った恩師と、俺を見捨てずにいてくれた親友達、それにこんな俺について来てくれる弟子のお蔭です。」
俺は右の手の平に視線を落とし、それを記憶の鏡として親父さん達の顔を順々に映し出した。
「其方が今思い浮かべた中に余も含まれていると自惚れたいものだな。」
「もちろんです。」
「左様か。何にせよ、其方が今こうして前を向いている姿を見せてくれたことは余の中にも嬉々とするものがある。礼を言う。」
王は座りながらもこちらに会釈をした。
その姿に両端にいた兵士たちがややざわついて見せた。
横目で彼らを見てみれば、昔とは顔ぶれが随分と変わっている。
一人、二人は何となく見覚えのある者もいる。
だが、そのほとんどは13年前とは一新されているようだ。
雰囲気は全く変わらないと思っていたが、それは洗練されているというだけで、実際は大きく変わっているのかもしれない。
「王よ、そろそろ……。」
頃合いを見計らったように傍らにいた男が王に横から声を掛けた。
あれが宰相――すなわちエリンの父親か。
確かに宰相というに相応しい風格を持った人だ。
その落ち着いた様子はお転婆なエリンとは真逆の印象だ。
俺が知っている宰相はこの人ではないから、彼が宰相の地位に就いたのは恐らくここ十年前後の話だろう。
街での噂では王国の頭脳と呼ばれる程のキレ者とのことだが、ルイスの例の噂を流した張本人だと考えれば信用はできない。
まあでも、流石に王の前で要らぬことはしないだろう。
「おう、そうであったな。」
王は咳払いをして気を新たにすると、改めてこちらに面と向かった。
「して、其方は今日何用で余の元を訪れたのだ?もしやと期待したいものだが――。」
一思いに感傷に耽っていた先程までとは打って変わり、いざ本題に入ろうとなった途端にこれだ。
一歩間違えば威圧とも取られかねないほど他を圧倒するその威厳が、この場を一瞬にして緊張で覆い尽くす。
俺と陛下は、旧知の仲とまではいかないまでもそれなりに深い親交がある。
とはいえ、あくまでも片や国王、片や一介の製錬技師だ。
互いの領分には一線を引いて然るべきであり、それを越えることは、許されても決して喜ばしいことではない。
親しき仲だからこそ礼節を重んじ、一定の距離感は保つべきである。
「単刀直入にお願いします。陛下、俺に皇宮に足を踏み入れる勅許を下さい。」
俺がそれを口にした瞬間、一同が震撼した。
だがその理由は皆異なり、ある者は感激し、ある者は絶句し、ある者は非難した。
「喝!!」
騒々しい兵士や側仕え達を黙らせたのは他でもない王自身だった。
その表情は怒りか、主に批判の声を上げた者達に対して王は睨みを利かせた。
「何も知らぬ者は口を慎め。余の前で彼の者を侮辱することは何人たりとも許さぬ。」
その剣幕は正に王たる者のそれだ。
たった一言でこの場にいた誰しもが王に畏れ、頭を垂れた。
「ウェイよ、其方誠に皇宮へ戻ると申すか。もしそれが本当ならこれほどめでたいことはないが……。」
期待半分、不安半分と言ったところか。
王の様子は俺の心身を案じてのものであることはひしひしと感じる。
その期待に応えたい気持ちはある。
だが、ミシェ姉にも言った通りだ。
俺の答えは変わらない。
「そのご期待に応えることは出来ません。俺にはもうあそこに戻る資格も、そのつもりもありません。ただ、今一度皇宮を訪れ、彼女の前で謝りたい……謝らなければ、そう思っているだけです。」
一喜一憂を体現するかのように、俺を知る者達の湧いて出た期待はその言葉と同時に皆沈んだ。
そこまであからさまに表に出されると、別に悪いことをしている訳ではないのに罪悪感に苛まれる。
しかし、誰に何をされようと、何を言われようと、これだけは何があっても変えるつもりはない。
「そうか。誠残念ではあるが、其方の心中を尊重しよう。」
「陛下の配慮、痛み入ります。」
「しかし、すまない。其方を皇宮に
話の流れからしても、王のその返しに俺は少々驚いた。
王はあの事故の全てを知っている。
俺自身に対しても、決して自惚れている訳ではないが、建て前はあれど心中では対等な関係に想ってくれていると思っていた。
だからこそ、その返答は予想していない意外なものだった。
「理由をお聞きしても?」
「それは……。」
王はそこで始めて自分から口を噤んだ。
その気まずそうな表情からその理由は容易に想像がついた。
「最近皇宮で行われ始めた研究ですか?」
俺の言葉で王の表情は更に変わった。
懸念から安堵へか。
俺が動揺を見せていないことに王は杞憂に終わったとでも言うように深い溜息をついた。
「知っておったか。」
「ええまあ。つい先日ルクス達と会いまして、その時に。」
「左様であったか。であるならば、其方にも聞いておきたい。皇家の方々は一体何故アレの研究を再開したと思う?」
王は肘掛けに頬杖を突いては顎髭を揉むように弄り始めた。
「俺にも皇王・皇妃両陛下のお考えはまだ分かりません。研究を再開したことを知ったのもほんの少し前ですので。」
こちらの返答は想定内か、王は表情を曇らせはしたが、さっきほど落胆する様子は見せなかった。
「余には何か胸騒ぎがしてならんのだ。皇は世と切り離されておる。故に情報が下りて来ぬ。この地を治める者としては国を脅かす可能性があるのなら、芽のうちに摘んでおきたいのだがな。」
「お気持ちはお察しします。事実、あれについて最も恐れているのは俺を除いては皇家でしょうから。」
王はしばし俯き呻った。
未知の脅威ほど君主を疲弊させるものもないだろう。
情報が真っ先に入ってくるはずの立場で何も分からない――。
そのストレスは計り知れないだろう。
「ウェイよ、先の話、今少し時間をくれまいか。お主を皇宮に送ってもよいものか、送るべきか否か、情けなくも余には直ぐに答えが出ぬ。」
歯痒いと奥歯を噛まんばかりに渋い顔をする王には多少なりとも同情する。
「構いません。俺の方は何時でも準備は出来てますから。」
「すまぬな。」
こればかりは仕方がない。
いくら周りから望まれているとはいえ、俺は皇宮を追放された身だ。
こちらから無理強いするのはお門違い。
身分の差どうこう以前の話だ。
今の時点で出来る話はついた。
これ以上長居は無用だ。
「待たれよ。」
俺が王に一礼しこの場を去ろうとすると、王の横にいた男が声を掛けてきた。
「王よ、個人的に彼と話しがしたいのですが、宜しいでしょうか。」
その言葉に俺は不信感を抱いたが、男の顔には一点の曇りもないように見える。
それほど警戒する必要はなさそうだ。
一方の王も少し怪訝に思っている様子ではあったが、直ぐに小さく頷き発言を許した。
「この度はお初にお目にかかる、ウェイ・ヴァルナー。私はこの国の宰相を務めるルイネス・フォーリンドレイクと申す。」
「ああ、知ってるよ。あんたとはこれまで面識はなかったが、色々と世話になってるからな。」
ルイスの件を改めて思い出し、俺はルイネスを睨みつけた。
それを見たルイネスは眉をハの字に垂れさせてはスラッと伸ばしていた背筋を緩め小さく腰を引いた。
「先日は娘がご迷惑をお掛けした。宰相である前に、あの子の父としてお詫びする。誠にすまなかった。」
こちらの気持ちを察しているのか。
それとも王の御前故の建て前か。
まだ判断はできないが、意外にもその物腰は柔らかかった。
「迷惑ねえ。俺からしたら、エリンというよりもあんたから迷惑を掛けられていると思っていたけどな。エリンの話によれば、うちのルイスの悪評があたかも真実として広まったのは、あんたの名前で声明が出されたからだそうだが?」
本性を出させようと分かりやすく煽ってみる。
建て前で謝られてもこちらとしては決して気持ちの良いものではない。
寧ろ虫唾が走る。
「その件に関しては私の不徳の致すところだ。娘の暴走を止められなかったことは親である私の責任だ。貴殿に何と罵られようとも受け入れよう。」
そう言うとルイネスは一歩出てこちらにその頭を深々と下げてきた。
その光景に再び周囲がざわつく。
「ち、ちょっと待て。その言い方だとまるであんたは関与していなかったみたいに聞こえるんだが……。」
俺はすぐにルイネスの頭を上げさせた。
怒りも当然湧くが、それよりもこの光景はまたあらぬ誤解を生みそうで、逸る気持ちの方が強かった。
「左様。どれ程言い繕おうとも言い訳にしかならぬが、ルイス殿に関する悪評の件に私は直接手は下しておらぬのだ。」
「どういうことだ?」
その顔はどうみても嘘を言っている様には見えなかった。
だからこそ俺は戸惑った。
化けの皮を剥がしてやろうと思っていたが、もしかしたらこの男は俺が思っているほど曲者ではないのかもしれない。
「あれは4年ほど前のこと。私が宰相の位に就いてから1年が経った頃だ。新しい仕事にも慣れ始め私は気が抜けていたのだろう。ある日誤って王に提出する書類を家に持ち帰ってしまったことがあったのだ。」
ルイネスは苦い顔をしながら当時を思い出すように語り始めた。
「公人がそれやるのは不味いだろ。ただでさえ民間の会社も社外秘の情報を漏らさないよう仕事を持ち帰るのは禁止している所が多いのに、公人が――それも宰相ほどの地位の人間が扱う書類なんて、下手したら悪用されて国が傾くぞ。」
「貴殿の言う通りだ。私の思慮が欠けていた。今では猛省している。」
4年も前の話だし、王にも流石に話が言っているのだろう。
王の方に目配せするも、目を瞑って聞かぬふりをしている様子だ。
おそらく大事はなかったのだろう。
それ自体は幸いだが、それでも正直笑い話に出来るレベルではない。
前振りでは切れ者と聞いていたから大層な人物なのだろうと思っていたのだが、案外抜けているのか。
互いに手出しはしていないとはいえ、隣国の帝国とは未だに緊張状態にある。
最近では帝国で何やら動きがあったとの噂も聞く。
流石に戦争は起きないだろうが、平和条約を締結するまでは王や役人たちには頑張ってもらわないと困るのだが、今ので幾分か不安になってしまった。
「……で、まあそれはいいとして、それとルイスの件がどう関わってるっていうんだ?」
国営に関して俺がとやかく言っても何にもならない。
溜息交じりに俺は話を先に進めた。
「書類を持ち帰ったこと自体は幸いにも外部に漏れることはなかった。しかし、不覚にもエリンにそのことを知られてしまったのだ。」
「おいおい、まさか娘に脅されて――なんて言わないだろうな?」
「流石にそれはない。だが、エリンは私の想像を上回る悪行に手を染めたのだ。」
「悪行?」
「私の寝ているうちにあの娘は書類を勝手に持ち出し、書類にあった私の印を
「マジか……。」
確かに製錬技師の学校に通っていればそれを作れるだけの設備はあるだろうし、エリンは銘彫技術はともかく、精錬に関しては他よりも突出して上手い。
印鑑の型を作るくらいは造作もないだろう。
「エリンはその偽物を使い、さも私が声明を出したかのようにルイス殿の悪評を書面にて流したのだ。」
それが本当なら、エリンのやつは相当にクソ野郎と言わざるを得ない。
越えてはいけない一線を越えてしまっている。
過ぎたこととはいえお灸は据えてやらないと。
あれくらいの年頃は間違った方向へ平気で進んでしまいかねない。
「私がそれに気づいたのはエリンが声明を出して直ぐ後だった。これでもかと言うほど叱ったが、世に出た悪評は想定を上回る速さで広がってしまった。」
「訂正は出来なかったのか?」
「したいとは思ったが、ただでさえ一学生でしかない者の評判をわざわざ国が掲げたのだ。只事ではないと思うのが自然。にもかかわらず、直ぐに誤りを認めれば王家の信用に関わってしまう。逆に言えば、たかが一学生。たとえ彼女が堕ちようとも国に影響が出ることはない。国民に疑念を抱かせない為にも引くことはできなかった。」
それを聞いた瞬間、理解するよりも早く俺はルイネスの胸ぐらを掴んでいた。
「それ、本気で言ってんのか?」
この男が今の話を本気で言っているのだとしたら、俺はたとえ捕まってでもこいつをぶん殴る。
きっかけに情状酌量の余地があったとしても、一学生だからとルイスの気持ちを軽んじた責任は取ってもらわなきゃ気が済まない。
なによりあいつが救われない。
「今は勿論後悔している。仮にも彼女は国認製錬技師の娘……いや、そうでなくとも我らと同じ大事な一国民。彼女を蔑ろにして良い理由などあっていい訳がない。」
ルイネスの目は今言ったことが嘘偽りでないことを物語っていた。
俺は引いた腕を下ろし、掴んでいた胸ぐらを解放した。
「それを聞いて安心した。」
崩れた態勢を立て直し、襟を元に戻してからルイネスは再び俺と目を合わせた。
「本当にすまなかった。」
ルイネスはもう一度深々と頭を下げた。
「もういいさ。過ぎたことだし、何よりもうその件について片は付いたんだ。これ以上掘り返す気はない。」
顔を上げさせ、俺はもう一度だけルイネスを睨みつけた。
「だが、次に俺の弟子に手を出したら、理由がどうあれ王家でも容赦はしない。」
「肝に銘じておこう。貴殿の懐の深さに感謝する。」
ルイネスが頷くのを確認し、俺は睨みつけるのを止めた。
「足を止めさせてすまなかった。それで、差し出がましいのだが最後に一つだけ良いか?」
「まだ何かあんのか?」
俺は張っていた緊張を解き、やれやれと溜息をついた。
「あの子――エリンだが、今はエレキスター殿の元を離れ、貴殿の元にいると聞く。」
「ああ、半ば強引だけどな。成り行きでうちで雇ってるよ。」
俺の言葉に、ルイネスは視線を外して何処か躊躇うも、再びおもむろに目を合わせては口を開いた。
「これは宰相としてではなく一人の父親としての願いなのだが……その、あの娘のことをどうかよろしく頼む。癖の強いお転婆な娘ではあるが、あれでも根は素直なのだ。ただそれを表に出すのが苦手なだけで――」
「んなこたあ、言われなくても分かってるよ。」
徐々に早口になるルイネスを途中で遮り、俺は口を挟んだ。
「あいつとルイスはよく似てるからな。エリンがルイスを目の敵にしてたのも同族嫌悪が行き過ぎただけだろうし。まあでも、もう心配する必要もないだろ。あいつ等だっていつまでもガキじゃない。一戦交えたお蔭で互いに分かり合えたみたいだし、俺ら大人はそばで見守ってりゃいいんだよ。」
そう言いながら俺は頭を掻いた。
正論を言っているつもりなのだが、なんだか声に出して言うと気恥ずかしい。
「貴殿の方が余程親をしているな。」
「馬鹿言うなよ。俺はまだ独身だ。」
「ハハ、そうであったな。だが、安心した。貴殿にならあの娘を任せられる。」
「なんだよ、それ。」
俺達のやり取りに気づけば周りでクスクスと笑いが起こっていた。
それを見て、俺もルイネスも互いにはにかみ合った後、最後に手で挨拶を済ませてから俺はようやくこの場を後にした。
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