第31話 ないとめあ
「ちずる、お外に出たい?」
ブブブブブブブ! 拘束具をつけられ、目隠しされた少女。その身体には夥しい数の虐待痕……いいや、自虐痕。
「で……たい」
「出たい? 出たいの? そう、そうなのね。私の最高の娘。ちずる。いいわよ。犯しなさい、殺しなさい、お食べなさい、自分の身体をまさぐるだけでは感じられないあらゆる恥辱凌辱をキメてきなさい。きっと、ちずるも満足できる子がいるわ、隻眼の白雪ちゃん、女王小鳥ちゃん、お人形遊びが大好きなさくらちゃん、きっとお友達になれるわよ」
「はふはぁ……あぁああ」
口と下の口から体液を垂れ流し、ちづるは歓びを露わにする。そんなちずるを見ながら女性は聞く。
「一番、遊びたいのはだぁれ?」
ゆっくりと指を動かす。それは女性に向けられる。
「ゆか……り……まま」
「ふふ、はははっ! ははははははは! おい、あまり舐めるなよカスガキ。お前はあのメスガキ共を喰らえばいいんだ。私に少しでも近づけると思うな。あぁ!」
ゴブッ!
思いっきり腹を蹴り飛ばす。ゲボっとちずるは血反吐を吐くが、口元は嗤う。そんなちずるに女性。小等部のゆかり先生は注射器を取り出すと、ちずるの乳首にそれを突きさし、大きな錠剤を自分の口の中に入れると、そのままちずると深く、長いキスをする。
「あふっ、あんああ、のぁああ」
くちゅ、ちゅっ、じゅぼじゅじゅ、ちずるはゆかり先生を求める。ゆかり先生に錠剤を一つ、二つ、三つ、四つとどんどん飲み込ませられる。最初こそ感じていたちずるだが、苦しみだす。
「ぐぅうう………ううぅううう! あぁあああ」
土色の肌、どう考えてもオーバードースが起きているのに、ゆかりは鼻歌を歌いながら、別の注射器を取り出す。
「次はこれね」
何本も何本もなんらかの薬を注射する。そしてゆっくり、ちずるの髪の色は真っ白に染まっていく。そしてゆかり先生は目隠しを取った。
ぐるんぐるん、ぐりんぐりんとちずるの眼球は物凄い勢いで動く。ちずるがゲボゲボと戻すとその分、ゆかり先生は別の薬をちずるに飲ませる。
吐きすぎて、内臓が浮き出る身体、さらに、それでも薬の投与をやめない。すると、ちずるの瞳が一点を見つめ、そして光が戻る。
「ゆかりママ、今何時?」
「夜の二十三時。丁度いいわね。今行われている”お泊り会”に途中参加なさい。久しぶりに見たいわ。元・私の後継者ちずる」
ちずるはゆかり先生の服をはだけさせるとその乳房を吸う。そしてちずるはこう言った。
「ちずるよりもその子は向いてるの?」
「コラっ、歯を立てない」
しばらく、ゆかりの乳首をちゅうちゅうと吸い、心行くまでそれを愉しむとちずるはゆかりに手を出す。
「いとのこ」
「ちずるはいとのこ好きですねぇ」
「一番扱いやすいし、可愛い」
ウサギのシールが貼ってある赤く錆びたいとのこをゆかりはちずるの”おどうぐばこ”と書かれた箱から取り出すと手渡した。
「この扉?」
「えぇ、そうよ。この扉の奥で沢山の良い子がいるわ。ちずる。遊んでらっしゃい!」
「うん、じゃあ。いってきまーす。ゆかりママ」
そういってちずるは全裸のままいとのこを持って扉をの奥にがちゃりと入る。それにゆかり先生は紅潮して、自慰行為をはじめた。
「ちずる、久しぶりに貴女の捕食が見れるのね。貴女は使い物にならない出来そこないだけれど、その暴食の性癖だけは、私。愛していたのよ」
ゆかり先生はその日。
悪夢を解き放った。身長、145cm。年齢19歳。本来高等部三年生にいたハズの学園の悪夢。長いまつ毛に、不健康すぎる白い肌。ラムネ菓子でも食べるように興奮剤をザラザラと飲み干す少女。
ちずる。
彼女が向かった先には、犯され壊された少女と、無抵抗な子供を殴り、嬲り、犯し、殺す異常犯罪者の二人組。
そんな光景を見て、ちずるは瞳を大きくさせてこういった。
「ばぁ!」
緒方たまきは、今の状況を理解できなかった。檻からこちらを見て陰部を触り興奮している男二人。それらが何をしようとしているのか、十四歳のたまき達中等部の学生は理解していた。性のはけぐちに自分達は使われるのだ。あの悍ましい連中に……
”今日のお泊まり会、はっじまーるよぉー!”
不快感しか感じないこの放送の後に、男達二人は折から出てくると、不気味に笑う。もちろん、たまき達中等部の生徒達は悲鳴をあげる。
きゃあああああああ! へんたいっ! もちろん、そんな事を叫んでも誰も助けにはきてくれたい。されど、動物の本能なのか恐怖に対して叫ぶという反抗に出るが、それに男の内の一人がそれをかき消すような大声を出す。
「しずかぁにぃいいいいい!」
ぴたりと、少女達の悲鳴がやむ。少女達は何が起きているのか分らないが、全裸の男達に注目する。すると、大声を出した男の隣にいる男がうんうんと頷き語り始めた。
「えらいですね。学校教育の賜です。では、皆さん。私達は貴女達と性行為を行います。とはいえ私達は紳士。貴女達を襲うレイプなどはおこないません。貴女達で私達と性行為をする人を決めてください。時間は十分さしあげますから、はいスタート」
地獄。
要するに、この連中に性のはけ口になる生徒を選べという。
「残り、8分」
誰かがこういった。
「じゃんけんとか?」
最初はぐー、じゃんけんぽん。何度か繰り返せば、当然敗者が生まれる。そして負けた者は叫ぶ。
「いまの後出しだよね! ねぇ! もういっかい。お願い、もういっかい!」
皆、顔を背ける。そして男達のカウントダウンが終わる。
「はい、0! 貴女が私達と性行為を行うんですね」
「いや・・・・・・やだぁああ!」
「じゃんけんとは、仏教の言葉で、間違いのない判断をしなさいという意味なんですよ! 貴女が私達と性行為をする事は、間違いのない事です。では、行いましょうか?」
少女達は目の前で一人の少女が壊されていく様を見せつけられた。
「あーーーああぁあーーあああ!」
「うるせぇ」
ごきゅぅ!
声をあげると、全力で顔面を殴られる少女。男達は絶頂を迎える瞬間、大きく晴れてしまった顔を尚殴り、そして首を締める。
「あぁ、最高だ。教官。次いこう次やろう」
「全く、軍曹はもう少し我慢を知りなさい。では、皆さん次の性行為相手を選んでください! さぁ、どうぞ」
二人は次はどんな風に少女達が生け贄を選ぶのかを楽しんでいるのだ。次の選び方・・・・・・投票。少女達は生け贄に差し出したい少女を指さす。一番指を指された少女は・・・・・・
「なんでよぉ! なんで私なの? いや、みんなで嵌めたんでしょ・・・・・・絶対許さない、絶対に・・・・・・やぁあああ」
首を引っ張られ、両手両足をへし折られる。骨の折れる嫌な音。その状態であらぬ方向に曲がった両手両足をもって犯される少女。痛さで気絶するも、すぐに起こされ、何度も何度も激痛を与えられる。
その少女が壊されている中で、なにやら果実のような匂いがする。それに悲鳴をあげる少女達、少女を蹂躙する男達は匂いのする方向をみる。
そこには全裸の少女が歩いてくるではないか・・・・・・
「ばぁ!」
「なんですか? 貴女は、もしかして性行為の立候補ですか?」
ずぶしゅ!
「はい?」
男の首元を糸鋸で斬る。血が噴き出す。倒れる男に乗りかかり、ぺちゃぺちゃぐちゅぐちゅと血を舐める。
「はぁあああ、うまぁああ」
その少女は指を咥えると、自分を見て、少女達を見てから違いにこう言った。
「ふく、ほしい」
ずんずんと少女の一人に近づいて、見つめる。
「ありがとう、助けてくれ・・・・・・・」
耳が切り落とされる。そして目玉を潰し、服をはぎ取った。そしてその服を着るときょろきょろと見渡す。
「やばい雌ガキだなぁ、小せぇ穴かき回してやろうか?」
男が少女の頭を掴む。ギリギリと力を入れ頭を割ろうとする男がだ・・・・・・
「堅ぇ・・・・・・金属みてぇだ」
少女は捕まれた腕をさらに掴む。そして握る。ただ握る。
バチン。
「ぎゃああああああ! いってぇえええええ」
手首を握りちぎった。そして少女は糸鋸を男の頭にあてるとゆっくりとそれを動かす。男は知った。この小さな少女の力は人間のそれではない。捕まれた瞬間に分った。この少女は機械か何かだと・・・・・・男の頭を頭蓋骨を糸鋸で斬りだし、そして生きたまま蝶形骨を抜き取った。男は生きたまま失禁し、そして絶命する。死んでいるのに脊髄反射で動き、糞尿を垂れ流す。
「ちょおぉちょ、ちょおちょ・・・・・・なのはにとまれぇ」
少女達に指をさし、指が止まった少女の元に行くと、頭を割いた。同じく蝶形骨を抜き取る。少女達は逃げ出す。逃げ出すのだが、このイカレタ少女は狙った獲物を確実に殺しに行く。次々に少女達を殺害してまわる。地べたに抜き取った蝶形骨を並べると、少女は寝転がり、それらを楽しそうに見つめる。
「ふふふふ、ちょおちょ」
緒方たまきは欠伸をしながら、寝転がっている少女を警戒していたが・・・・・・”お泊まり会”終了のアナウンスが流れる。
”はーい。今日の”お泊まり会”これで終わりだよ”
残った少女達は喜びをあらわにする。やったーと叫ぶ。それにびくんと反応し寝転がっている少女が立ち上がった。
「ばぁあ!」
もう”お泊まり会”は終わったと叫ぶ少女達の言葉を無視して、糸鋸で暴れ回るちづる。ハロタンガスの中でも眠らずに立っているちずるだったが、どんどんと撃たれる。麻酔銃。
白目をむいてぐぅぐぅと寝るパニッシャー。
悪夢ちずるが、”お泊まり会”に参戦する事となった。
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