第5話 たこやきあちち
パパとママとおでかけしたら、たこやきやさんをみつけた。
たこやきやさんは、あなぽこてっぱんにいろんなものをいれて、ころころころがしながら、まんまるをつくってた。
「おお〜っ!」
あなぽこてっぱん、すごい!
ころころおにいさんも、すごい!
「うわ〜っ!」
むちゅうでころころをみていたら、パパが
「おやつにかっていく?」
っていった。
あたしはおひるごはんをたべて、おなかがパンパンだったから、ちょっとなやんだ。
だけど、めのまえでまんまるになったたこやきを、たべたいっておもった。
「うん!」
「オッケー。すみませーん、8こいりをくださーい」
タコさんのあしとおなじかずのころころをつれて、おうちにかえった。
まだまだホカホカのたこやきをひとつ、くちにほうりこんでみる。
「あち、あちちち!」
そとのカリカリはそんなにあつくなかったのに!
なかのタコさんのまわり、すっごくあつい!
「だいじょうぶ? やけどした?」
ママはしんぱいしてくれたけど、
「ハハハッ、ちゃんとタコさんのくちでフーフーしなくちゃ」
パパにはわらわれちゃった。
ぷう!
あたし、おこったもんね!
パパのぶんもたべてやる!
パクパクモグモグ、たこやきをたべた。
おなかいっぱいだったはずなのに、みんなでたべたら、すぐになくなっちゃった。
「ねぇねぇ」
「なーに? リン」
「また、みんなでたこやきたべようね」
「オッケー! やくそく!」
あちちってなったのはイヤだったけど、みんなでたこやきはサイコーだ!
やくそくのたこやき、いつたべられるかなぁ。
あした? あさって? しあさって?
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