古典と投資と読書について
第5夜 名著を読むのはめんどくさい
こんにちは。前回意外にも好評だったので、別のテーマで書いていこうと思います。
また寝起きで書いているので、毎度のことですが、誤字脱字、論理崩壊等あったらすみません。修正しますので、コメントで指摘していただけると幸いです。
今回も感想、補足、反論など待っております。星やレビュー等いただけるとモチベーションになりますので、ぜひよろしくお願いします。(1日ずつ配信します)
私は正直、読書という行為自体はさほど好きではありません。
好きな本はあります。それでもその本を読むことは楽しいというよりも苦痛に近いのです。
いわば、私にとって読書は、必要だから、役に立つから読んでいるに過ぎません。
読む辛さよりも得られる物の方が大きいから読んでいるのです。
ですから、私が読書好きかと言われれば疑問が残ります。
でもそれでも良いのではないかと思っています。
なぜなら、今でも十分に本の恩恵を享受できているからです。むしろ、割り切っている分、得られるものも多いと思います。
読書は娯楽という要素と、実用と言う要素の2つがあります。
本自体にもこの2つの面があり、それぞれ得意な分野に別れているでしょう。
例えば、小説類は比較的娯楽に分類される作品が多いジャンルです。特にラノベ、漫画は娯楽に振り切っていると言っても過言ではありません。
実用面で言えば、新書、ビジネス本、自己啓発書、ノウハウ本等があげられるでしょう。
それぞれにはそれぞれの良さがあるわけですが、私は後者を読むことがほとんどです。
そしてこれらの良さをいいとこどりした媒体も存在しています。例えば学習漫画です。
実用書や小説(特に古典)では、難解故に作品自体は有名でも、実際に読んだことがある人は少ないという本が多数あります。これらは内容を多少薄めたり、脚色したりしてでも、内容を広く伝えるため、漫画化される傾向にありますよね。
これは文体を分かりやすく修正するよりも、漫画にしてより娯楽に近づけることで、読者のハードルを下げる意味合いがあります。
実際、「漫画で理解する〜」的なレーベルが複数ある時点である程度効果、少なくとも売上は見込めるのでしょう。
資本論やカラマーゾフの兄弟など古典やいかにもな作品もありますが、最近では某有名実業家の本やベストセラー実用書など、小難しい本以外もコミカライズされています。これも通常の本という形態よりも、より広く伝えられるということが実証されているのだと思います。
ここまでコミカライズのメリットについて書きましたが、逆に、あえて原作の文体を改めるだけに留まらせることでメリットが生じることもあります。
よくあるのが「子どものための〜」的な本。これも武士道だとか学問のすゝめだとか古典が非常に多いですが、タイトルの通り、子どもたち(未就学児や低学年)に読んでもらう分にはこちらの方がメリットが大きい気がします。
というのも漫画は絵本と違い、絵と文章を別々に追わなければいけなかったり、コマ割りが比較的複雑かつ特に説明もないので、わりと高度に読解できないと楽しんで読むことができません。
もちろん慣れれば簡単に読むことができますが、慣れない子どもたちが楽しめるかというと、その前に飽きてしまうのではないかと思います。だったら最初から漫画ではなく、分かり易い文章に改めたほうが良いのではないでしょうか。
つまり、読書は必要な本を適した媒体で読めばよいのです。
それが脚色されたものや、独自解釈が入ったものだとしても、読まないよりはずっと素晴らしいです。関連本でも構いません。気になった本は好みの媒体で読んでみてください。いつかあなたの人生の役に立つはずです。
特に古典は外国語だったり、古文で書いてたりするので、とても原文では読めません。
私は自分の小説に古典や名著と呼ばれる小説の小ネタを定期的に入れていますが、これらの知識の多くは関連本や解説本、漫画で読むシリーズ、Youtubeの要約動画などで手に入れています。学者の皆さんや本当にその作品を愛している人たちに怒られるかもしれませんが、それでも知らない、分からないよりもその作品のことを断片的にでも知っているほうが、よほど良いと思うのです。
そしていつか機会があれば原文で読めればいいなぁと思う程度です。
ですから、あまり興味のない分野は原文で読もうとは微塵も思いません。
私は学生時代から未だに日本の古典が嫌いです。~物語とか~鏡とか。
今となっては稀に読むこともありますが、せいぜい漫画版や解説動画です。
学生時代、古文の授業で現代語訳をするたびにイライラしていました。
だって横にプロが作った現代語訳があるんですよ?
原文って習う意味ある?(続く)
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