第13話 雲母あお 人に聞いてみる
人に聞くのは、いろいろ調べてからにしようと思った。何にも分からない状態で聞くと、聞きたいこともよく分からなくて、自分も困る気がした。それに、保護する意思が強くなってからにしようとも思った。人を巻き込むには、自分の覚悟が必要だと思ったからだ。
保護すれば、その猫の一生を面倒みることになる。死んじゃうときのことを考えると、その悲しみに耐えられるだろうか。病気になったときに、辛そうにしている猫を直視できるだろうか。
でも、そればかり恐れていたら、幸せな時間は得られない。
いろいろ調べてから、猫を飼っている人たちに、今の状況と猫について聞いてみることにした。すると、その中に、保護猫団体さんから譲渡を受けて里親になった方がいたのだ!
そして、その方は、その団体についていろいろと教えてくれて、代表の方の連絡先も教えてくれた。
ここへの連絡は、きちんと向き合って、保護するって決めてからだ。
そう話すと、
もし、事情があって自分では飼えなくても、保護猫団体さんに助けてもらって、里親を探すこともできる。
相談だけでも乗ってくれるから、あまり考えすぎないで、とにかく分からないことや不安に思っていることを聞いてみたらいいと思うと言ってくれた。
私にも聞いて。と言ってくれた。
とてもありがたいことである。
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