第14話 雨宿り?

それは、8月の雨の日。

雨の日も欠かさず散歩を続けていた。

初めて黒猫と出会った公園の前を通ると、小さな鳴き声が聞こえた。

声のした方に近づいていくと、どうやら公園の隣の畑の中から聞こえてきているようだった。


「かのこ?」


黒猫のことは「かのこ」と呼んでいた。

そう言って近づくと、

「にゃー。」

と、か細い声が聞こえた。


どこから聞こえるんだろう?とよくよく目を凝らしてみると、

「いた!」

なんと、枝豆の下で体を丸くして、雨宿りをしていたのだ!


近づくと、パッと行ってしまった。

なんとかしたいと思った。

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