第14話 豆腐御膳 (豆腐御膳 2980円)
今回はお豆腐でやんす。
(材料費ケチりやがった、このくそおやじっ!!)
イヤイヤ、
豆腐をなめてはこまりやすぜ
一見豆腐のようなシンプルな素材こそ料理の技術がわかるんでさ
いわば、豆腐を制するものは料理を制す、なのだ
てなわけで
豆腐を使った品を作っていきます。
読者の方も
ネタ切れかって思わんといてください
今回は
豆腐御膳ってことで
お作りしますで
まず、豆腐料理というと
麻婆豆腐やら豆腐グラタンやらと海外的なやつやら煮豆腐や田楽、お吸い物など和風的なやつやら多種多様な料理がありますわ
なので先ずは和風的なもんから作っていきたいなあってことで筆を取らしていただきやした。
こういう場合は【お品書き】みたいに紹介したほうがよろしいのだらうかとこのくそおやじ迷うとこでござんすが
先ずは簡単かつシンプルに
湯豆腐から仕込みしちゃいましょう。
「湯豆腐なんか豆腐を鍋に入れてお湯で茹でりゃ終わりっすよ!」
なんて、思ってるんじゃないでしょうな。何をおっしゃるウサギさん
ただ湯豆腐を作ったんじゃ俺らも立つ瀬ないですよホント。
そりゃ、フツーの湯豆腐は簡単です。
グラグラ沸いたお湯に絹ごし豆腐をボーンと入れて、味ぽんで喰うって奴じゃないですか?
そこはやっぱり食べるなら出汁で食べたいです、さてその出汁を作ってみましょう。
先ずはグラグラ沸いたそのお湯に昆布を潜らせてみましょう、そしておもむろに鰹節の雄節を削ったやつを大量に入れてまた火を入れて沸き上がったら出汁の出来上がりでさあ
当然、布で越して下さいよ
そうすると黄金のお出汁ができます。
そこに絹ごし豆腐を入れて豆腐に火を通すって寸法ですわ
野菜はもやし、長ネギ、椎茸ってかんじです。他は別に要りません
野菜のシャキシャキ感と椎茸の旨味ブーストでいいんですっ!
これで湯豆腐鍋の完成っ!
続きましては豆腐を焼いてみやしょう。この場合は木綿豆腐を使います。
バーナーで焼くだけでいいんですが
この場合オーブントースターでも全然焼けます。
この豆腐を焼いてる間に
味噌、砂糖、胡麻、長ネギのみじん切りを混ぜ混ぜして焼いてる豆腐に表面だけ乗せてまたオーブントースターで焼き入れします。
そうすると味噌がいい感じに焦げていくんでそこで盛り付けてください
ついでにあしらえで銀杏も焼いときましょう、黒い器だと彩りもよくなります。
さあ、もう1品は
小松菜の白和えを作りましょう。
これも簡単です。
小松菜を塩水で茹でて、木綿豆腐と塩と砂糖、胡麻荒ペーストで混ぜ混ぜしたら完成です。
今日の椀ものは
豆腐と言いたいとこですが
ここはふわふわつみれとネギでお澄ましを作りましょう。
ふわふわつみれは、鰯のすり身と豆腐、卵、塩で練り上げ少し出汁で湯通ししてからお澄ましのつゆをつくります。鰹節の香りと鰯の香りでダブルに美味しいお澄ましになります。
さてさて、
続きましては
絹ごし豆腐で揚げ出し豆腐を作りましょう。
木綿でもいいっすけど
絹ごしの方がサクサクのなかの
舌触りもいいので絹ごしを使いましょう。
ただ、絹ごしは水分が強いので
キッチンペーパーで水分をすいとるかんじで水分を減らしましょう。
水分をとったら
あとは小麦粉をコーティングして
衣をつけます
衣は小麦粉多めの分量でつけてください。
もちろん、170℃の油温で揚げる感じがいいんです。
さあ、これで五品出来ました。
豆腐だけでもかなりのごちそうになりました。
それでは、いっただきまーすっ!
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