第8話 とんかつ(トンカツ定食 1200円)
あ〜肉が食いてえ…
ジューシーで肉汁たっぷりでよぉ…
とりあえず肉の○ナマサ行って
肉買うべや
って買ったのは
豚肉のロースブロック…
こいつでトンカツ作るべや
俺のトンカツは普通のトンカツたあ訳が違う
まず肉の厚さはなんと
俺の親指の幅に切るんですわ
とにかく分厚いけど分厚くても厚すぎない
この幅が一番ベスト
ただ、筋切りはきちんとしてるから
絶対曲がるこたあない
なぜなら俺にはその筋の部分を知ってるからなんだよ、ぐふふふふ…
プロや料理上手な皆様は専用ハンマーやフォークを使って今日に筋を切る訳なんだけど
俺は包丁で充分だぜ
まず切り身をみて油と身の間を断ち切り
全体的に細かく切り込みを入れていく
表は筋の線と垂直に細かく厚さの真ん中くらいに切り込み入れて、裏返し
今度は45度に切れ込みを入れる
これで肉の下処理は完成
パン粉は生パン粉、溶き卵、小麦粉は確実用意しとく。
さあ、そこで何でフライにそんなの用意すんのか有り合わせの冷凍フライしか揚げたことのない方にお教えしますわ
フライにはパン粉は必要ですわな
サクサク感を出すには荒めの生パン粉をつかうと表面はサクサク
そんで肉の近くにゃ小麦粉と卵でびっちりになって肉汁やらが逃げなくなる
で、溶き卵や小麦粉は
なぜなのか、それはこいつと生パン粉をしっかりくっつけるアロンアルファの役割になるんですわ
小麦粉で中の素材の水分を閉じ込め
溶き卵で生パン粉をくっつける
そして油の高温で固めて接着する
だから小麦粉と卵とパン粉は必要なんですわ
でも最近その衣を剥がして食う奴が出てきたよなあれこそカツの美味しさを半減しよる行動やと思うんですわ
あいつらにゃなんかの意識高いなんかがあるのは別にいいんだけど
トンカツ食いに来て衣を剥がしてまで食うのってどうかと思うね
それだったらトンテキでも食ってりゃいいじゃねーかってさ
寿司だってシャリ残してネタだけ食うヤツも
俺は好きになれねーや、それなら刺身だけ食ってろよってさ
糖質気にしてそんな事するなら
最初から食わなきゃいい
それを人に勧めるってのが始末に終えんな
それが上級な食べ方とかさ
そもそもアメリカの人や成功者が
変にストイックな事してるから自分もってやってるわけやん?
それでその残飯が残る
すげえ歩留まりだわ
食べる時はその料理を楽しまなきゃさ
作ってくれた人に失礼やろ?
まあ、お説教はここまでにして
失敗しないトンカツの作り方として
肉に塩コショウしてぇ
粉振って、溶き卵に漬けて
パン粉をつけるのは当たり前
ただパン粉をつける場合
パン粉を押し付けるようにつけていくのが失敗しないコツ
あげる時パン粉が散らばりやすいんですわ
だからぎゅっと押し付ける
油の温度は150度くらいに入れてジワジワと
中の豚肉に火を通す
そんで、衣が狐色より薄い色の時にバットに入れる。
1分30秒カツを落ち着かせといて
その時は油も180度くらいにあがってるのを
タイミング良く2度揚げをするんだ
そうすりゃ肉汁たっぷりの外はサックサクのトンカツができあがる。
ソースをぶっかけりゃうめ〜んだこれが
それじゃ盛り付けます
今日はもちろん
信楽焼風の黒い皿を使用します。
キャベツを盛りつけで
主役のカツを乗せる
これで完成
それじゃ、いっただきまーす!
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