領域外技能について

 領域外技能グリッチ・スキルとは、本来のダンジョンの機能や探索者のスキルを想定外の使い方をしてまるで別の技能かのように扱ったもののことを指す。


 単なる武術の延長線上にある夕長流活人剣や高橋ヒルコの持つ人の目から隠れる技術などはダンジョンのシステムとは関連性がない通常技能のため領域外技能としては扱わない。


 本文書は筆者が見聞きした領域外技能に関する簡易的なメモであり、正確性は保証されない。



 No.1:みぞれ流・雪の色斬り

 開発者:夕長遍


 概要

 夕長流活人剣にルーツを持つ剣士、夕長遍が夕長流活人剣を元にダンジョンでの使用を前提に開発した剣術。

 全身の筋肉を完全に掌握し、連動して動かすことによって最速・最高威力の二連撃を叩き込む。

 欠点として全身の筋肉が断裂する。

 基本的な構造は同様ではあるが、筋肉量や関節の可動域の違いなどから、夕長遍と結城寄では微妙に動きが異なる。

 技名の由来は「幽鬼を恋愛的な意味でオトしちゃうぞ」という意味。


 ※スキルやダンジョンのシステムとは無関係の純粋な剣技ではあるが、ダンジョンのシステムによる回復や治癒魔法がなければ習得不可能(習得の過程で回復不能な後遺症を負う、あるいは大量出血や内臓破裂などによる死亡が確実に発生する)のため、領域外技能に分類する。



 No.2:偶然の一致ランダム・フルスイング

 開発者:水瀬将吾


 概要

 水瀬将吾が悪ふざけの末生み出したモンスターを利用した攻撃。

 アーマーゴーレムという鎧状のモンスターの中に入り、暴れもがくアーマーゴーレムの動きに合わせて全力で振り抜くことでアーマーゴーレムと本人の膂力が合わさり強力な一撃を放つ。

 アーマーゴーレムの動きによるランダム性が高く止まっている相手にさえほぼ当たらない上に、ただ歩くのでさえアーマーゴーレムの暴れる力を抑えながらになるため非常に高い筋力と体力が必要となる。

 また基本的にダンジョン外に持ち出せないモンスターを利用するため、アーマーゴーレムが出るダンジョンでその場で確保する必要がある。

 あらゆる点において実用性は皆無。



 No.3:大地の法規オールド・オーダー

 開発者:黒木


 概要

 ダンジョンマスターの持つダンジョンの地形改変機能を攻撃に転じたもの。

 尋常ではない物量を動かすことが出来、まさに天災と同レベルの威力を誇るが消費DPも並外れており、基本的に消費DP>獲得DPになるため一時凌ぎにしかならない。

 また黒木以外にも似たようなことを思いついて実践してみたダンジョンマスターは多く、各々勝手に名前を付けている。



 No.4:不正魔導

 開発者:志島


 概要

 ダンジョンから取り外したダンジョンコアを用いて「現在いるダンジョンの機能をハッキングする」「既存の魔法スキルをDPで強化する」などを行う技術体系。

 ハッキングすると言っても本来のダンジョンを改変するための端末を使うわけではないため、機能の多くは使用出来ず単純で分かりやすいことしか出来ない。

 またダンジョンコアに残されたDPを消費しているため無限にエネルギーを取り出せるわけではない。



 No.5:名喰いの偽典ロ・グリモワール

 開発者:結城寄


 概要

 外部の情報を、幻覚を見せる魔法により本来の感覚系で得るのよりも早く脳に取り入れることで反応速度や精密性を向上させる幻術。

 抵抗しない自分に対する幻術のため非常に低コストで効果時間が長い。

 使い手の技量にもよるが、反応速度の差によってあらゆる行動を後出しジャンケンのように処理することで最強クラスの武闘派も圧倒出来るようになる。


 No.6:記憶が回復する方法

 開発者:朝霧簪


 概要

 神によって消されていたダンジョン関係者の記憶を思い出す技法。

 そもそも元々ダンジョン関係者のことを知っていなければ意味がなく、非常に使い道が限られている。

 たぶんこの領域外技能を作った人はねちっこくて面倒くさいストーカー気質な人だと思う。

 ↑

 筆者の方がねちっこくて面倒くさいストーカー気質な人であると考えられる。

 ↑

 筆者は彼の人物と交際関係を得て婚姻を結ぶという適切な関係のためストーカーには該当しない。イチャイチャ両想いであることは自明である。

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 ばーかばーか

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 ばーかばーか



 喧嘩しないの

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