社会風刺の強い作品ってどうしてこんなにも面白いのでしょうか…⁇アングラ的で挑発的なのに尖りすぎず、スラスラと滑らかに脳に届く文体。天才かと。水鏡紫苑の恐ろしさは、思考をも規定してしまいそうなその圧倒的な「言葉」だと感じました。言葉とはその力を知っている人が使えば英雄をも、犯罪者をも生み出してしまうのですから。彼の革命の先にある社会を見てみたいものです。