第94話 順番
意識が戻ってきた俺は、早速鑑定で自分のスキルを確認してみた。
・シーマ•••人間
・年齢•••17歳(独身)
・職業•••冒険者(Eランク)
・スキル•••剣士Lv.3、生活魔法Lv.3、火魔法Lv.1、水魔法Lv.1、土魔法Lv.1、光魔法Lv.1、空間魔法Lv.1、隠蔽魔法Lv.1、性魔法Lv.1、鑑定Lv.1、アイテムボックスLv.1、精神耐性Lv.1、料理Lv.2、攻撃力1.5倍、防御力1.5倍、経験値共有、スキル共有
・称号•••転生者、エルピスの使い
どうやらちゃんと性魔法と経験値共有は付いているようだ。そしていつの間にか料理のレベルが上がってるな。
女神をトリコにしちゃったからかな?
「セレナ、シェリル。まだ起きてるか?」
「こんな状況で寝られるわけないじゃない」
「ホントだよねー。また魔力切れさせて無理矢理寝ようかなー」
まぁ、それは本音だろうな。
俺の耳にもアノ声はまだ聞こえてくるもんな笑
どんだけ激しいんだろ笑
「アレは大人の愛し方だからな。でも、俺はセレナとシェリルにあんな愛し方をしたいと思ってるよ」
「「えぇっ?!」」
「俺たちは婚約してから、こうして同衾もしてるでしょ? だから、そろそろ大人の階段を登ってみようかなって...。ダメかな?」
「その聞き方はズルいよシーマ。ダメなんて言えるわけないじゃない」
「大人の階段...」
シェリルは少し呆然としてるな。突然言い出したことだからな。処理に時間がかかっても無理はない。
「その...さ、子供がデキちゃったらどうするの?」
「それについても魔法で避妊できるから、結婚前に子供が出来るってことにはならないよ」
セレナの疑問はもっともだ。セレナはともかくシェリルはお嬢様だからな。その辺の順番を間違えると面倒なことになる。
そこで避妊魔法というわけだ。
「わかったわ。シーマ、私も大人の階段を登る」
「そうだよね。もっとシーマに愛してもらいたいから、ボクも大人の階段を登るよ!」
「セレナ、シェリルありがとう。早速で悪いんだけど、最初は大事にしたいから明日はセレナで、明後日はシェリルね。宿にはシンシアさんに言ってもう1部屋取ってもらうから」
「...わかった」
「うん」
「とりあえずこの酷い状況を何とかしないと寝れないし、カラダにも良くないから、今日のところは魔力切れさせて寝ちゃおうか笑」
「ううん、私もすっかり忘れてたけど、盗賊のアジトから拾ってきた魔道具に遮音出来るものがあったと思うだよね。あっこれだ!」
セレナは上体を起こし、アイテムボックスから魔道具を取り出してスイッチを入れると、アノ声が聞こえなくなった。
魔道具ってスゲー!!
「これで明日からも大丈夫だね」
照れながら微笑むセレナが可愛くて抱きしめたくなったが、グッとこらえた。
その後、
明日からの夜のことばかり考えてたせいか全く眠れず、結局は魔力切れさせて無理矢理眠りについたのだった。
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