二 結団式(後編)
<
<ただいまより、
<
モニターに校歌の一番
続日本国立赤れんが小学校群硝子鉢サテライト校(一番)
赤き
きみとわたしがねがうのは
ああ
ああ 続く日本の
ああ 続くただ一つの
校歌の歌詞が
<各学年主任の言葉>
<一年生のみんなー。はじめての遠足、いっぱい
<二年生のみんな、
<三年生のみんな、
……
<四年生のみんな、小学校
一年生から四年生までの学年主任はよく知らない。たぶん、
いちいち、
でも、この
<五年生、本当に
皆が
この小学校の原典につき
あのですね。
うん。
やっぱり、
「うっわ、五年の奥谷先生、キレた」
「
タンサ
スポーツ
五郷君よりもボランティア
「先生それぞれにも『お
今年度の五年生は
奥谷先生は、明日の竹狩遠足での
「でもさ、でもさ、でもさ。
あまりにも
かわいそうな五年生」
「まあ、
今年度の五年生は三・四年生のほうが落ち着きがあるから、
ネッサが
うんうん、とあちこちでうなづいている。
そして、ヒソヒソ
「はいはい。そういう
結団式に
楓先生によって、皆が一斉にモニターに
そして、思い出す。
六年の学年主任。
<えーっ、六年生の皆さん。
えーっ、一人一人が
……。
「
眼鏡ポジションをカチャカチャ直す蔵坂先生に、ノアンは
「そもそも、蔵坂先生って
ドン
あの
「何それ?
『
「わたしは先生っていう
「
続日本教育は
五郷君はまた塾の
「教育が竹のように、『のびのび』なら。
ウチ
ネッサの
ステージからゾロゾロ学年主任たちが
そして、また、芽室先生がマイクの前に立って、進行していく。
<結団
「あー、あの子だ」
「
あの子のお
モニターを見るのをやめて、ウィンドブレーカーを
「
まあ、V小の子に
ウチにはどうでも良いわ~」
「戦国君のこと、
全校児童に
「だから、よ。ノアン、
王子様
あんな
「ふーん。
ネッサはタンサ
ノアンにからかわれたネッサちゃんはそこから、タンサ君に
「タンサ!
「ネッサ、タンサ。言い
「楓先生、
「どうせ、タンサが
「楓先生、今のはタンサは
五郷君はタンサ君を
「でも、タンサは
これを
「疑わしきは
タンサ君はまた、楓先生に
「あー、
ウチ等と同じ人間とは思えないわ~。
んで、
小学六年生とその
でも、
<いざ、
えいえいおー!>
「「「……」」」
<えいえいおー!>
「「「……」」」
<えいえいおー!>
「「「……」」」
第一体育館の結団式に
ましてや低学年・中学年・高学年教室
<
「名誉校長、スピーチ頑張ってください」と戦国君が声かけした
だけれど。
アンネームはまるで、
モニターには、
<
まあ、
んで、えーっと……何だっけ?
校長として、名誉校長を
<児童へ
<そうだった、そうだった。
えーっと……激励って、されたこと無いからわかんない。何言えば良いの?小鈴木君>
<『頑張れ』とか、『ケガに気をつけて』とかです>
<ふーん。
まあ、頑張らなくて良いし。
どうせ、V小の
もう、硝子鉢小が竹狩遠足へ
勉強しないで、学校卒業しちゃうなんて。
本当に、
……名誉校長、あっけらかんとそんな
というか。学校教育
<そうそう。
硝子鉢小では、
V小では、一部の児童がボイコットすると宣言しました。
大人も子どもも、何やってんだか!
あと、奥谷。
セイレーン原典を
セイレーン原典。もし、奥谷とその
待って。
待って。
スピーチの
「V小のボイコット」情報を
楓先生だって。
竹狩遠足を
あるいは、本当のボイコットで、硝子鉢小に
V小児童の
六年
結団式の始まる前から、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます