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その魔法を両親に拾うすると両親はたいそう喜んでくれた。それにしてもロープレだと、魔法を消費すると疲れたり一時的につかえなくなったりするんだけど、その様子は一切ない。
「ステータス」
再び調べてみる。
すると、魔力の部分に∞のマークがついていた。
「なにこれ、無限だよね。無限マークだよね。つまり上限なし? やばっ、これ永久機関並みにすごいんじゃない」
多分調べられて捕まったら、永久に死ぬまでエネルギーを搾取されるんだろうなって思ってぞっとした。
まあ、そうならないように強くなるとまた強さを求める事に決めた。
「強さを求めて狂人にならないようにね」
「いらん心配です」
俺は女神に脳内でそう言った。そういえば久しぶりだな。女神の声を聴いたの。
「私はこれ以降あなたとコンタクトをとりません」
「どうして」
「だって、おもしろくないじゃん。あなたの人生がこれから転落するのか、それとも上昇するのか、成り上がるのかをひそかに楽しみに眺めています。一視聴者として」
「俺はテレビの俳優じゃないんだけどなあ……」
俺は盛大にため息を吐き出した。
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