次
「炎魔法! 炎雷」
名前が恰好良いのでたいそうな魔法かと思いきや、マッチ並みの火、いや火花程度のものだった。しかしそれでも何とか火をつける事が出来てそれをもとに炎を強めて何とか蛇を焼くことが出来た。
「おいしいわ」
「うん。うまい」
父親と母親はとても喜んでいた。具体的には涙を流す程度には。
「これで、なんとか今週はもちそうだな」
などと言っている。いやいいやいや。蛇一匹で一週間は無理があるだろうさすがに。
しかし今度からは、いや今からは俺がこの家の大黒柱にならなければならない。俺が食料を取ってきて両親を養うしかないのだ。
しかしまだまだ俺の経験値、レベルは弱い。それにまだ生まれたばかりである。早く強くならなくては、と俺は思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます