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てっとり早く栄養を取るには肉だ。肉肉肉。
俺は肉を探して歩き出した。ニックではない。肉である。
「へい、ニック。密漁者は見つかったかい」
ふとそんな声が近辺から聞こえたので俺は警戒した。草陰から様子をうかがうと、そこには密漁者ハンターと思しき姿が見えた。しかしその密漁者ハンターもなんだか様子がおかしかった。
「密漁者から搾取する。これはすなわち正義。こんな面白いことはないな。密漁者の絶望がみられるんだからな」
ここは本当にアフリカなのか。甚だ疑問に思わざるを得ない。密漁者を狙う密漁者ハンターも犯罪者まがいの感じである。自分を正義と思っているところがまた危険なところだ。そんなところで俺は狩りをしなければならないのか。
ちなみに密漁していけない動物は聞いている。普通に狩ってもよい動物だけもちろん狩るつもりである。
人の気配が無くなってからあたりの獲物を探す。すると草陰から蛇が現れた。
「これは多分毒蛇だよな」
毒蛇も焼けば食べれることをサバイバル番組で知っていたので、とりあえず近くにあった巨大石で圧死させた。そして食べられそうな野草を手当たり次第にむしって帰路へと急ぐのだった。
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