第7話


「おまえの話聞いて今考えた777円でラッキーなことが起こったやつだけ生き延びられるってのはどうだ!?」


「戦わせよう。選び抜かれた人間だけ生きればいい」


僕と佐々木はざっくりと計画を立てた。


捕まらないように小細工する必要がない。

僕らは捨て身だった。もう生きる必要なんてない。


まずは、昼下がりの日曜日、店長を呼び出す。


またアイツかそんな目をした彼に拳銃を突き出す。


佐々木の作った、かつて自分もハマった美しい拳銃。



「何ですか?警察呼びますよ」


店長は冷静だが、拳銃をもう一つ持っているとなると話は別だ。

背中に拳銃が二丁あれば。


「いいか、今すぐに、高齢者と子どもだけゲームコーナに集めろ。無料イベントがあるといえばいい」



「僕が今どんな精神状態か一番わかっているだろう。」さあ、入り口は、3つある。今から鍵をかけて、放送しろ」



そして、今僕はサービスカウンターを占拠している。佐々木は、隠れて待機している。2人組と思われない方が実行しやすい。



鍵をかけているときに、不審な動きをした男がいた。何かに気がついたか。


僕はすかさず足を目掛けて発泡する。



「きゃー!!」


逃げようとする客。



「動くな!!お前たちは人質だ」


人質とは要求があるときに使う言葉だとぼんやり思いながら。そのままにする。





そのことしか頭になかった。







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