143-会議室編
幼「会議室なんてなくない???」
僕「職員用とか?」
幼「それもう職員室!」
僕「確かになあ」
幼「授業は会議室じゃなくて教室で起きるんだよ!?」
僕「またネタが古いなあ」
~ ~ ~
幼「会議室と言えば会社!」
僕「会社といえば」
幼「オフィスラブ!!」
僕「相変わらず俗っぽい発想だなあ」
幼「廊下から聞こえる足音、押し殺す声、高まる緊張感」
僕「絶対に負けられない戦いが、そこにはある」
幼「スポーツか!」
僕「ある意味ね」
~ ~ ~
幼「いきなり会議本番で上手くプレゼンできる気がしないの!」
僕「じゃあ練習すればいいんじゃない?」
幼「資料を纏めて、声出しの確認して、不鮮明な点を洗い出して」
僕「大丈夫そうだよ」
幼「なんだかもう一個余計に会議をしてしまった気がするの」
僕「会議のための会議をする、これも日本の文化なんだよ」
~ ~ ~
幼「会議と合議って似てるね!!」
僕「ほぼ同じだからね」
幼「でも合議の方が強そうだよ!!」
僕「合体しそうだもんね」
幼「まだオフィスラブの話してる???」
僕「合体で真っ先に下世話な方向に流れる幼馴染ちゃんの思考回路が心配だよ」
~ ~ ~
幼「会議。会って議する」
僕「西尾○新みたいな言い回しするね」
幼「二文字単語を分解して送り仮名を付けるとインテリジェンスアップ!」
僕「その発想が既に低インテリジェンスなんだよなあ」
幼「発想。……」
僕「パクってばかりいるからいざという時に思いつかないんだよ?」
~ ~ ~
幼「会議中に寝るのって良くないの?」
僕「参加者なら終わるまでせめて傾聴はすべきだろうね」
幼「発言者の意見を遮るみたいに割り込むのは?」
僕「友だちと話してる最中に話の腰を折られるとイライラするからやめたほうがいいだろうね」
幼「国の代表者が全部やってるよ???」
僕「辞めたほうがいいだろうね」
ツ「相変わらず風刺バッキバキねあなたたち」
~ ~ ~
幼「第一回! こんな会議は嫌だ!!」
僕「冷蔵庫にしまってある僕のおやつを何度も盗み食いする幼馴染ちゃんに対する罰ゲームを決める会議」
幼「本当に嫌だからやめてよ!」
僕「安心してそんな物騒な会議なんてしたことないから」
幼「よかったぁ」
僕「処罰の内容なんてとっくに決まってるから」
幼「処罰撤回のための会議を所望するよ!!」
~ ~ ~
幼「いい加減この作品の行く末に関して会議した方が良いと思うの」
僕「珍しく適切な意見じゃん」
幼「というわけでどうする?」
僕「そこで僕に丸投げしなければいいのに」
幼「とりあえず続ける? それとも終わらす?」
僕「続ける」
幼「どうして??」
僕「他愛ないことを幼馴染ちゃんと喋ってる時間が好きだから」
幼「えへへ♪」
ツ「あー春先だっていうのに暑いわね!!!!」
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