139-午後五時編

幼「逢魔時のちょっと前~~~~!」

僕「それお題が午後六時になった時に困るから温存しておいた方がいいネタだよ」

幼「ネタを寝かせておくなんて可哀想な真似、私にはできないよ!」

僕「寝ただけに」

幼「落ちを盗らないで~~~~~~!」

ツ「ここで終わると普段通りだから」

ア「変化を加えるために某たちがいるわけでござるなあ」

僕「今日もこの作品はメタネタフルスロットルです」


~ ~ ~


幼「午後五時って絶妙!」

僕「テレ東アニメタイムに備える余裕があるからね」

幼「今はもう廃止されたらしいの……」

僕「じゃあ今の子供達はどうやってアニメに触れてるの……」

ツ「サブスクよ」

ア「というか二人も一応『今の子供達』でござるが?」


~ ~ ~


幼「明るいと温かい季節って気がする!」

僕「暗いと冬っぽさを感じるね」

幼「私はいっつもこの時間悲しくなるの」

僕「友達とバイバイする時間だもんね」

幼「時間が止まっちゃえばいいのにって思う」

僕「でも別れがあるから今日を精一杯楽しもうと思えるんじゃないかな?」

幼「たかが遊びに全力出して疲れたくないから時間が止まってほしいの」

僕「友達との時間をたかがなんて間違っても言うもんじゃないよ」


~ ~ ~


幼「晩御飯にはちょっと遠いけどお腹が空くの!」

僕「俗に言うおやつタイムだね」

幼「おやつと言えば?」

僕「アルフォート」

幼「私は王道を往くポテトフラ~イ♪」

ツ「あなたたちやっぱり年齢詐称してるでしょ?」

ア「今日日開口一番ポテトフライはありえんでござるなあ」


~ ~ ~


幼「五時五時五時~~!」

僕「字を間違えることは?」

幼「誤字~~~!」

僕「腕が折れるところは?」

幼「肘~~~~~!」

僕「今目の前で家が燃えてるけど?」

幼「火事~~~!」

ツ「現実逃避してないでさっさと消防車呼びなさいよ!」


~ ~ ~


僕「奇跡的に五時で暇な人が大勢いたから被害ゼロで消化が完了した」

幼「五時すご~~~い!」

ツ「さすがにご都合主義が過ぎるけれどまあいいわよ……」

幼「これを祝して毎日五時をお祝いしなきゃ!」

僕「どうやって?」

幼「時間の呼び方を『五時百二十分」とかそんな風にして」

僕「リスペクトの仕方ができすぎる」

ツ「日付跨いだらどうするのかしら???」


~ ~ ~


幼「五時には季節の五つの変わり目っていう意味もあるんだよ!」

僕「検索エンジンの使い方美味いね」

幼「聞きかじりの知識を自分の物として扱うことに定評があるの!」

僕「さすが幼馴染ちゃん、面の皮が厚い」

幼「えっへん!」

ツ「褒められてないわよ」

ア「僕くんからなら何を言われても喜んじゃうんでござるなあ」

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