136-薫風編
幼「薫風!!!」
僕「ネタがないからとりあえず勢いで突っ込んでみました的な」
幼「ちちん薫風!!」
僕「苦しいなあ」
幼「水金地火木土天薫風!!」
僕「ちょっとそれっぽくなって笑える」
~ ~ ~
幼「薫風とか普段遣いせんね!!」
僕「語尾が似非関西弁風になった」
幼「『あ、薫風吹いてる♪』なんて言ってる人見たことある!?」
僕「ないかな」
幼「だから無理なんだってばよ!!」
僕「ランダムお題ジェネレーターに頼ってタイトルひねり出してる作者に文句言ってよ」
~ ~ ~
幼「初夏の風とは言うけれど! 具体的にいつなのさ!?」
僕「大体ゴールデンウィークあたりから梅雨の時期を指すらしいよ」
幼「うっそ!?」
僕「想像より早くてびっくりだよね」
幼「珍しく季節にフィットしたお題になってるじゃん!!」
僕「そっちは偶然の産物だよ」
~ ~ ~
幼「薫風が私にできることなんて何も無いよ!」
僕「風を挑発する人類に初めて遭遇したよ」
幼「ふふん、なにかできるもんならやってみるがいいさ!!」
僕「あ、風に乗ってラーメンのいい匂いが漂ってきた」
幼「……今日の晩ごはんはラーメンにしよ?」
僕「あっさり影響受けてるじゃん」
~ ~ ~
幼「道に迷っちゃった」
僕「どこに行きたいの?」
幼「健やかな未来に、かな」
僕「人生に迷ってたんだ」
幼「ぶち」
僕「唐突に草を引っこ抜いた」
幼「よし、あっちだね!」
僕「棒倒すとかじゃなくて草放り投げて風で飛ばされた方向に向かって進路決める人も初めて見たよ」
~ ~ ~
幼「ていうかさっきの話はちゃんと薫風がメインになってたの!?」
僕「それは僕の台詞だよ」
幼「薫風と言えば! みたいなテンションで話を広げるのってゲキムズかもしれないよ!!」
僕「誰しも得手不得手があるしね」
幼「そう! だから私も得意分野で勝負したいの!」
僕「たとえば?」
幼「ほら! こう、あの、あれ、えっと、うーん?」
僕「こうして苦い記憶も薫風によって吹き飛ばされていくんだなあ」
~ ~ ~
幼「お昼ご飯を食べると眠たくなっちゃうの!」
ツ「まるで野生動物そのままね」
ア「ネタがなくなったから急遽某たちを出したでござるな???」
僕「そういうメタい推察は嫌われる可能性があるよ」
幼「zzz」
ツ「でも、ちょっと幼馴染ちゃんの気持ちもわかるね」
ア「この時期は心地よくて昼寝には最適でござるから」
僕「ちょうど涼しくて優しい風も吹いてるしね」
ア「取ってつけたような薫風要素、苦しすぎでござるな」
~ ~ ~
幼「おはよー!」
僕「結局午後の従業ずっと寝通しだったね」
幼「おかげで気分爽快しゃっきりぽん!」
僕「……」
幼「うん? どうしたの、僕くん。早く帰ろ?」
僕「そうだね」
幼「何かあった?」
僕「なにも? ただ」
ア「風に揺られて舞う髪を押さえる幼馴染ちゃんの横顔が、まるで高級な絵画のように神秘的で思わず見入ってしまったとは言えない僕くんだったでござる」
ツ「何この新パターンの落ちは!?」
ア「本当に今回は執筆に苦しんだんでござるよ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます