134-山中編

幼「やまなかーーーーー!」

僕「さんちゅうでは???」

幼「そんなお肉挟むために生まれてきたような子は知らないの!」

僕「サンチュの用途はそれだけじゃないよ」

幼「でもそれ以外で食べたことなくない?」

僕「返す言葉がないなあ」


~ ~ ~


幼「山中と言えば!」

僕「妙な村」

幼「RPGで良く見るやつ~!」

僕「寝泊まりするとたまに捕まったりする」

幼「クローズドサークル、犯人はこの中にいる!」

僕「ジャンルが変わってしまった」


~ ~ ~


幼「ある~日! 山の中! 野生の! 熊さんと!」

僕「出会ったのかな?」

幼「アルティメットバトルしたー!」

僕「熊って言葉喋れるの」

幼「がうがうがう!」

僕「こっちが向こうに合わせる感じか」

幼「ていうか熊の鳴き声ってこうでいいの!?」


~ ~ ~


幼「山、山はいいよね!」

僕「自然の中で癒やされる気がする」

幼「デトックス! マイナスイオン!」

僕「川のせせらぎ、小鳥たちのさえずり」

幼「夜空を見上げながら啜るカップ麺!」

僕「ゆるキャンじゃん」


~ ~ ~


幼「山中さんは絶対さんちゅうさんって呼ばれた経験があると思うの!」

僕「御手洗さんがおてあらいさんって呼ばれるのと同じ経験かな」

幼「だから間違われないように前後を入れ替える提案をしたい!」

僕「と言うと?」

幼「日本全国の山中さんは中山さんになろう!」

僕「中山道っていうのが日本にはあってね」

幼「日本語嫌い!」


~ ~ ~


幼「山中の対義語!」

僕「川外」

幼「山と川が対照関係なのって誰が決めたの?」

僕「忠臣蔵の影響かなあ」

幼「地下とかじゃ駄目?」

僕「文字数のバランスが悪いかな」


~ ~ ~


幼「山中と言えば!」

僕「緑」

幼「ありきたりー!」

僕「じゃあ幼馴染ちゃんは?」

幼「土?」

僕「言い方というものがあるよ」


~ ~ ~


幼「山中! 川中! 島中!」

僕「中々尽くし」

幼「中々あるね!」

僕「中々やるね」

幼「中々大変」

僕「これいつ終わるの?」


~ ~ ~


幼「山中で遭難しちゃったの!」

僕「えっ、大変じゃん。今どこらへんにいるの?」

幼「わかんない……私のスマホ、電池が無くなって使えないの……どうしよう……」

僕「ところで今僕たちの通話に使ってるのは?」

幼「ツンデレちゃんのスマホ」

僕「やっぱり犯人は幼馴染ちゃんだったよ、ツンデレちゃん」


~ ~ ~


ツ「しゃぁ! しゃぁ!」

ア「最後の最後に登場なのも相まってめちゃめちゃおこでござるな」

幼「山中になんて踏み込むものじゃないね!」

僕「そう固く誓ったはずだったのに」

ツ「どこよここ!?」

幼「マッターホルンだよ!」

僕「山ってレベル超えちゃったなあ」

ア「続きは某らが無事帰還できたらお届けするでござるよ」

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