第五章の主な登場人物
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結界同盟のナナシ(冒険者・結界術士)
・帝国史上最速のAランク到達冒険者にして、パーティーでの災害級巨獣討伐の立役者。
・帝国諜報部が総力をあげて過去の足取りを追うも冒険者登録以前の情報がほとんどなく、かろうじて判明したのは辺境伯領のさらに先(完全に人跡未踏の地)から歩いてやってきたという意味不明な事実のみであった。
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結界同盟のメラミ(冒険者・格闘家)
・ソロBランク到達達成及びパーティーでの災害級巨獣討伐達成の若手凄腕冒険者。
・帝国諜報部が総力をあげて過去の足取りを追うも、辺境伯領都のスラム出身で救護院暮らしの後に冒険者となったという、ある意味ではありきたりな過去しか判明しなかった。
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イェルン姉さん(冒険者ギルド・総務事務職員補佐)
・ナナシの義姉として一番ナナシに甘えている人。ナナシがどれだけすごいことをしても、それはそれとしていつもナナシの身の危険を案じている。
・ごく普通の一般家庭に生まれた女性で、容姿はそれなりに整っているが浮いた話がなく、まもなく結婚適齢期を過ぎようとしている。お酒が好きで深酒をするタイプなので、各方面から与し易しと思われている。
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ミーシャ姉さん(冒険者ギルド・受付嬢)
・ナナシの活躍を聞いてちゃっかり自分も義姉ポジションに収まった人。ギルド職員の立場から、ナナシが活躍することを毎日真剣に祈っている。
・ごく普通の一般家庭に生まれた女性だが、容姿はかなり整っていて下級貴族の中にも嫁に迎えても良いと言っている者がいる。実は幼いころから姉のことを大切に思っているが、根が捻くれているのでいつもケンカをしてしまう。
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勇猛楽団のロビン(冒険者・詩人)
・Dランク吟遊詩人パーティーの歌い手。歌でも唄でも詩でもいけるし、作詞作曲もできる。弦楽器の演奏や踊りもそれなりにできる。
・実は下級貴族家の生まれ(準男爵家の四女)だが、家は貧乏で狭い領地しか持っておらず、政略結婚の相手も決まらなかった。英雄譚に強い憧れを抱いていて、家から出ずに一生を終えるくらいなら野垂れ死にでもいいから広い世界に行きたいと思って冒険者になった。
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勇猛楽団のユニス(冒険者・楽士)
・Dランク吟遊詩人パーティーの演奏家。どんな楽器でも人並み以上に演奏できるし、特に管楽器は宮廷楽団の演奏家に比肩するほどの実力者。歌や踊りもそれなりにできる。
・それなりに大きな商家の生まれだが、基本的に無口のうえ口を開けばトンチンカンなことを言うので親からは半ば見放されていた。幼いころに帝都の劇場で演奏会を観たことをキッカケに音楽の道にハマり、様々な楽器を独学で学んでいる。
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勇猛楽団のヘリー(冒険者・踊り子)
・Dランク吟遊詩人パーティーの踊り子。踊りに関してはなかなかの腕前で、他にも打楽器の演奏や歌もできる。
・実家が衣料品販売店で、幼いころは余っている端切れの布などを使って自分用の衣装を勝手に縫ったりしていた。なんだか変わった喋り方をしているが、「なんか知らんけど、こっちのが喋りやすいんよね〜」とのことで、本人も理由はよく分かっていない。
・勇猛楽団は基本的に戦闘活動を行わないパーティーであるが、最低限の自衛戦闘はできる。歌唱による各種バフデバフ、演奏での広範囲音響攻撃、舞踊の動きによる鉄扇攻撃のほか、他の戦闘可能パーティーの援護支援ができる。
・勇猛楽団のメンバーは人間性などを鑑みれば不思議な面子であるが、音楽性というか信条的な面では反発し合わないため、三人とも居心地の良いパーティーだと思っている。
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