第27話

「チッ いつまでここにいるんだよ」


そうイライラとしながらいった。


そしてキョロキョロと周りを見回したが、空中にいるだけで何も無い。


「こうなったのは…クソが!」




ーーーーーー


「はっ 何で俺空中に居るんだ!いや驚くんじゃねえ考えろ!」


「こんにちは。君が僕の相手かい?」


突然現れたのは黒髪の男だった。


「誰だ!?」


「君の対戦者 じゃ始めようか!」


「待て待て何故俺らが争う理由がある?」


そういうと男は呆れた顔しながらこういった


「えっ知らないの?」


「あぁ」


「「…」」


「じゃあ教えてあげようか?」


「あぁ頼む」


「まず最初からね。この世界の名は、【BALLY】という。


そして誰もが最弱の存在だ。そして争う方法は4つある。


死闘、決闘、競走そしてボードゲームだ。そしてどれかで争うんだ。3回勝てたら出れるよ。もしくはLife100で、3日過ごすことだね」


「そうか…っ仲間はどこに行ったか知っているか」


「うーんとね知らないかな」


「クソがっ」


「正しくは、知っても意味などないかな…。だって眷族でもいない限り争うしかないし。」


「眷族だと?」


そう言うと男は笑った。


「じゃ君が勝ったら会えるよ」


「そうか。じゃあ勝つ。お前に勝ってやるよ」


そう言うと男は、泣いた。


「久しぶりだ。こんな純粋な者は。あぁだけど君は勝てない僕に。さあ始めようか」


「いや…俺が勝つ」


「じゃあ決闘をしようか。」


そう言うと男は、コインを出した。


「…」


「このコインを落ちたらスタートね。」


そしてコインを落とした。


チャリン


「クソが!」


(ヤバい。大見得切ったけど闘い方なんて知らねえぞ。俺。適当に魔法つかうか。あっこの魔法があるなこれ使おう!)


「神魔法 メルス」


そう言うと、大きくて、太くて、長くて、先が鋭いメスが2本ででてきた。


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