　満喫編

　とりあえず、この森からぬけなければと思った僕は行動を開始する。

このまま動かないと何も始まらないからな。

どうやらゴブリンが現れたようだ。そして魔物に遭遇し魔法で倒す。

「ギィィ。ギギィー」

「再現魔法　ウィンドランス」

風の初級魔法でゴブリンを倒した。初めての魔物との戦いがすんなり倒せたので心の中の緊張が少し和らいだ。

　そんなこんなで歩いていくと…

戦闘音が聞こえてくる。なので状況次第で加勢に行こうと思う。

急いでいくとなんとワイバーンの群れが馬車を襲っていたのである。

それを見た僕は、勇気を出していくことにした。

そして向かっていくと鎧を被った騎士のような人がいたのである。だが、顔が隠されていて誰が誰だか正直判別できないけど、困っているのなら助けるべきだよね。

僕は、日本人魂が叫んでしまったのだ。ここで助けないと後悔すると…

「君。ここは危ないワイバーンがいるんだ逃げろ」

騎士の誰かが僕に向けて発言したようだ。でも、僕はここで立ち止まらない。

「再現魔法　絶氷界」

このワイバーンの素材を消しさないことと森に被害を出さないように配慮した再現魔法だ。僕は修行しすぎた結果魔法名だけで発動できるけど結構範囲が広いんだな。発動後の創造ができないから正直、再現魔法に助かっている。

「え。えぇぇ～～」

どうやら騎士の皆は驚いているようだ。なので僕はこれで時間がかかると足止めになると感じてすぐに撤収することにする。

「君。待ってくれお礼をしたい」

僕は立ち止まり振り向くとちらほらとケガがすごくて腕や足の欠損があると困るかもしれない。お礼も言ってくれるんじゃ魔法の練習になるしちょうどいいよね。

「再現魔法　天使の福音」

すると、負傷者がいなくなった。

「おぉ、これはこれは本当にありがとう。お礼に主である国王に会うことはできるか？」

これは無理なので

「無理です。魔法の練習をしただけなので気にしないでください、それでは」

そして、僕は無理やり話を打ち切り逃げ去った。

その後、あの場所から一目散に逃げた僕は一安心して街に向かって歩き出すのであった。

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