第7話 この世界はやはりファンタジーでした
すごい!これすごい!落ちてくるときには使い物にならないって思ったけどとんでもない破壊力。
でもなんであの時は発動しなかったのに今回はこんなに爆発したんだろう?
そういえばあの人大丈夫かな。こんな高威力の爆発近くでくらって大丈夫かな?
「えーーと、大丈夫ですか?」
「あっ、ご心配なさらず。この通り平気ですから」
そういうと彼は地面の中から出てきた。…え?なんで地面の中から出てきたの?さっきまで地上にいたよね?
「それにこのぐらいの爆発ならスキルを使わなくても大丈夫です」
…このぐらいの爆発?建物まで吹っ飛ばして燃えてるけど?確かになんか知らないけど建物がひとりでに復元していってるけどこのぐらいの爆発じゃないでしょ!
「一応私もそこそこレベル上げてるんで直撃しても大丈夫なんですよ」
俺ってそんなに顔に出るタイプだったっけ?そしてレベルだって!?聞き捨てならない。
「レベルもあるんですか!?」
「あります。具体的には魔物と戦って討伐するとレベルを上げることができます。もし詳しいことが聞きたいのならギルドに行ったらいいと思います。あそこではそういうの専門にやってるので」
マジか。スキルに加えてレベルもあるのかー。マジでファンタジーな世界だな。
「それってすぐに上がりますか?」
「いえ、さすがにすぐに上げるのは難しいと思います。少なくとも今日中に挙げることはなかなか難しいとは思います」
こいつもしかして俺が
「それよりもう一つのスキルも使ってみませんか?一回『天使』を解除してからがいいと思います」
「なんで解除したほうがいいんですか?もしかしてこれ以上建物破壊するとやばい感じですか?」
「いえ、実はスキルによってその状態によってスキルの効果が変わるってものがあるんですよ。例えば『火事場の馬鹿力』って能力は通常時だと攻撃力10パーセントアップなんですが体力が減っている状態だと20パーセントアップになるんです」
「へーーそんなのもあるんですね」
「あれは能力が上昇する例でしたが逆にある状態だと効果が下がってしまうってものもあるんです。だから正確なスキルを見るときはスキルを解除してからやるのが普通なんです。まあそもそも2つのスキルを持っている人はあまりいませんが」
「そうなんですね。…えーーとスキルの解除も口に出すことできるんですか?」
「そうですね。これは発動と同じです」
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