第13話 世間は意外と狭い。
八月二十五日。
プールへ行った日から数日後のこと。僕はわずかに残っている残りの課題に悪戦苦闘していた。
「うわぁ……もうちょっと計画的にやれば良かったな…」
机にはワークが3冊ほど残っていて二学期まで残り七日。残り六日で果たして全て片付くか怪しい……いや、計画的にやらなかった僕の自業自得なんだけど……
「隼人〜ちょっといい?」
一階からの母さんからの呼びかけで後悔している現状から現実に引き戻される。
「今いくよ〜。とりあえず息抜きが必要だな……」
かといってこのままでは最悪居残りだ……最悪友達にでも見せてもらうか…? いや、これは自分の問題だし自分で解決しないとな。とりあえず下に降りよう。
階段に降りてリビングへ向かう。部屋はエアコンが効いていたので涼しかったが廊下は蒸し暑い空気で満たされていた。
「どうしたの? 母さん」
「そういえば一個あんたに聞きたいことがあってさ。」
「聞きたいこと?」
一体なんだろう。課題のことならまだノーコメントなんだけどなぁ。
「二週間前、夏祭り行ってたじゃない?」
「あぁ…うん。行ったよ」
「確かお泊りしてたじゃない? そのお礼を渡したくて」
「お礼って……もしかして良子さんとの電話の時に決めてたの?」
「そうよ。渡すものだって……」
そう言いうと母さんはキッチンに移って冷蔵庫の中から白い箱を取り出す。
「それは?」
「カステラ」
「カステラ!? お礼にしても随分豪華じゃない?」
お菓子を渡すのは予想できるけどまさかのカステラ。流石に奮発し過ぎじゃ……?
「そんなに驚く? お礼の品としては定番じゃない?」
母さんはぽかんとしながら言う。
「はぁ……まぁいいや、それでいつ行くの?」
「今日。このあとは大丈夫そう?」
「う〜んとりあえず聞いてみないと分からないから電話で聞いてみるよ」
スマホは部屋に置きっぱだったので取りに戻る。
「出てくれるかな……向こうからしても急だよな」
『もしもし』
「美結。今日ってこの後出掛けたりする?」
『出掛ける用事は…特にないけど。どうしたの?』
「実はさ……」
僕は簡潔に現状を説明した。ついでにカステラのことを話すと彼女も電話越しに驚いていた。
「中村君のお母さんがお礼をしたくてお家に来たくて予定を確認したい……と」
「そういうこと。まぁ、そっちの都合優先でいいんだけど」
流石に急すぎるよな……向こうも用事があるかもしれないし。
「私は今日特に用事もないよ。お母さんも家にいるよ」
美結は二つ返事で了承してくれた。
「そっか。ありがとう早速母さんに伝えてくるよ」
『うん。じゃあまた後で会おうね』
「うん。それじゃ」
電話を終えて内容を母さんに報告する。
「美結に聞いてみたけど大丈夫だって。良子さんも家にいるって聞いたよ」
「そっか……というか隼人」
「何?」
「美結ちゃんとは名前で呼ぶくらいには仲いいのね……」
妙なところを指摘され僕は内心少し焦る。
「別に母さんには関係ないでしょ」
「分かりやすく焦ってるわね。ねぇ、いつからそれぐらい仲良くなったの?」
「うぅ……別にいいじゃんなんでも」
母さんは恋バナのことには結構口うるさくなりやすいからあんまり話したくなかったんだよな……
「えぇ〜話してもいいじゃない。まぁいいわ。その美結ちゃんに聞けばいいわ」
「そんなこと言ってないで行くよ。母さん」
僕は母さんの多分冗談だと思う言葉を聞き流して駅へ歩き出した。
僕らは美結の家がある駅までは四駅ほどあり離れていて距離があるので電車を用いて向かっていた。
「意外と空いてるね」
車内は椅子に何人か座っているだけで僕らも余裕で座れるほどにガラガラに空いていた。
「夏休みシーズンも落ち着いてきたからね。そういえば隼人。夏休みの課題の方はどうなの?」
「まだ少し残ってる。けど多分間に合うから問題ないよ」
「そうなの? 良かったわ。小学生の頃なんて小四まで毎年夏休みの宿題手伝う羽目になってたから成長したのが母さん嬉しいわ……」
母さんは少し寂しそうに笑いかけた。
「そういう時期もあったね……そりゃあの頃は今ほど計画性なかったからね」
計画性が身についたりと人は成長するものだ。僕だっていつまでも計画性のかけらもない休みの過ごし方はしない。
「こういう成長を目の当たりにすると親としては嬉しいような寂しいような気持ちなのよ……」
「あ〜そうなの」
『次は〜○○』
目的地の駅が近づくのを実感すると不思議と緊張感が全身を包み込む。母さんが美結と初めて会うことになるからそりゃ当然だ。
駅を出て美結の家までのルートを案内する。少ない街頭。その道中にある小さな公園。
「それにしてもよく覚えてるわね。一度しか来たことないんでしょ?」
「驚いたのは僕も同じだよ。なぜかは分からないけどとりあえず覚えたってだけだよ」
そんなこんなで美結の家に到着。後は玄関前のインターホンを鳴らすだけだ。
「うぅ…緊張してきた……」
「なんであんたが緊張してるのよ。別にやましいことなんてないでしょ?」
「いや、そういうのじゃなくて気持ちの問題なんだけど……」
まるで三者面談をこれからするような気持ちだ。自分の親を他者に、それも親しい人に見せるとなると尚更緊張する。
「あぁそう。じゃ押すわね」
「あちょ!」
そんな苦悩を気にせず母さんはすぐにインターホンに指を伸ばす。
『はい』
「あっ、先日は息子の隼人がお世話になりました。母の澄子です」
『あ〜中村君のお母さんですか。今開けますね』
そこで会話は途切れすぐに玄関の扉からカチャリと鍵が開く音が聞こえた。
「ようこそ。中む…隼人君。澄子さん」
ドアを開けて出迎えてくれたのは良子さんではなく美結だった。
「あっ、こんにちは美結ちゃん。初めましてね」
「はい。はじめまして澄子さん。事情は隼人くんから聞いてますよ。暑いので中へどうぞ」
入るように促されて僕らは中に入る。
「それでは、お言葉に甘えて」
「あれ、良子さんはいないの?」
「お母さんならついさっき地域の話し合いに呼ばれちゃって。昼頃には帰ってくるよ」
「そうなんだ。どうする? 母さん。待つ?」
「……そうね。どうせなら直接渡したいしその間待たせてもらっても大丈夫かしら?」
「はい。外は暑いでしょうしここで涼んでいってください」
美結はこの状況を楽しみにしてたと思えるほどに嬉しそうに笑っている。
「お茶です。麦茶しかなくて大丈夫ですか?」
氷を入れた麦茶を出されてそれを一口、口に流しこんで一息つく。
「ありがとう。あっ、そうだ私美結ちゃんに聞いてみたいことがあったのよ。いいかしら?」
麦茶を半分以上飲んだところで母さんが突然口を開く。
「聞いてみたいこと? なんですか?」
「隼人に聞いてみてもあんまり答えてくれなくてね。貴女と隼人どれくらいの仲なのか気になって」
「ちょ、母さん……!」
まさかさっき言っていた直接聞くってマジだったのか……まさか本当に聞くとは……
「あっ、えと……」
そんなことを急に聞かれれば今の美結のように困惑して言葉に困るのが当然の反応だ。
「美結。無理して答える必要ないぞ〜母さんのこれはただ好奇心で聞いてるだけだから」
「隼人は静かにしてて」
「はい」
どうやらそこまで知りたいらしい。そんなに息子の友人関係が気になるもんかね……
「その…私にとって隼人君は……高校生になって初めてできた友達で困ってる時に助けてくれたりして……」
「うんうん。それで?」
母さんはまだ食い気味に質問攻めを続けている。流石に助け舟を出すべきか。
「母さん。そこらへんでストップ……美結がテンパってる」
「あら、勢いだけでやりすぎちゃったかしら」
「はぁ……ごめんな。美結。母さんこういう恋バナ系の話になると止めようがなくなるからさ」
「ううん。大丈夫。なんていうかアグレッシブな人だね。あはは……」
積極的な質問攻めを受けて美結は既に少しだけ疲れの色が見え据えていた。
* * *
中村君と澄子さんを家に招き入れ質問攻めを受けて中村君が間に入ってくれたおかげで少し疲れるだけで済んだ。
「だから母さん。何度も言うけど僕と美結はそういう関係じゃなくてただの友達なんだよ。と! も! だ! ち!」
中村君が語気を強めてただの友達だと澄子さんに主張する。
(あれ、何なんだろう)
その時でした。さっきの中村君の私との関係性についての発言に対して反応するように私の心に針が刺さるような気持ちが胸を強く締め付けました。
この気持ち……中村君に対して感じてるのかな……
「ただいま〜あれ、知らない靴が……」
良くない方向に思考が傾きそうになったところでお母さんが帰ってきたので私は玄関へ歩き出す。
「おかえりなさい。お客さん来てるよ。」
「お客さん? それって誰……」
お母さんを連れてリビングへ戻る。するとお母さんは中村君と澄子さんを見ながらポカンとした表情を浮かべる。
「もしかして……澄ちゃん?」
その呼びかけに澄子さんは振り返る。
「その声……良ちゃん!」
そしてお互い抱きしめ合う。
「え、ん? えっと……どういうこと?」
私と中村君は目の前の状況が理解できずただ眺めているだけだった。
「あ〜実は私と良ちゃんは高校の頃からの同級生だったのよ」
まさかのカミングアウト。私と中村君の親同士が昔の同級生……!?
「まぁ私は電話したときになんとなく察してたけどね」
誇らしげに澄子さんは言う。
「あぁ……だからお礼のものがカステラなのか。合点がいった」
「そうだ。澄ちゃん。隼人君。せっかくだからこっちでお昼ごはん食べていったら? お昼カレーなのよ」
「いいの? それじゃあお言葉に甘えて」
ということで成り行きで今日のお昼はカレー。そして私、お母さん、中村君、澄子さんの四人で賑やかに食卓を囲うことになりました。
* * *
「はい。これ向こうに運んで。美結」
お母さんが綺麗に装ってくれたカレーを受け取ってリビングへ移動する。
「は〜いお待たせしました。今日のお昼ごはんはカレーだよ」
渡されたカレーをみんなの所に配膳して私も席につく。
「ありがとう。美結。野菜たくさん入ってるんだ……」
「うん。私の家だと基本的に野菜カレーが基本的に多いかな。お母さんが健康志向だから」
「あぁ…なるほど」
とはいえたまには普通の具材でのカレーや等も食べたくなるけどお母さん変に頑固だからな……
「ささ。食べましょ」
遅れてお母さんも椅子に座り全員が揃ったところで一斉に食べ始めた。
「「「いただきます」」」
「熱っ……あっ、辛いね」
「ええ。今日はちょっと中辛より少し上の4辛にしてみたの。食べれそう?」
「あっ、はい。なんとか……」
そうは言っても中村君。笑顔で応対してたけど顔は引きつってるのはごまかせないよ。
「えっ今日は甘口じゃないの?」
「うん。たまには中辛にしたくて」
「えぇ……まぁいいや」
私は諦めて再度口に運ぶ。けれど一つ発見があったのだ。それは――ミニトマトの酸味だ。
「確かに辛いけどミニトマトのおかげで丁度いい味になってるのね。さすが良ちゃん」
「へへん。まぁね。辛さがあれば野菜でバランスを取ればいいし画期的じゃない? これ」
「はいはい」
お母さんはこうやって調子に乗るのはいつものことなので私は塩対応。
「もう……いや〜それにしてもまさか私の娘の友達の母親が澄ちゃんだったなんてね……」
「それには私も驚いたよ。まさかこんなところでばったり再開できるとは……運命、なのかな」
澄子さんが澄ました表情で言う。
「そういえばお母さん達って高校の頃からって言ってたけど卒業後は連絡取ってなかったの?」
「あ〜それね……」
「実を言うと私達二人揃って高卒で就職したのよ。それでお互い忙しくなってからは話す機会も減って今日まで疎遠気味だったのよ」
「そうだったんだ……あっ、」
話を聞きながらカレーを食べていると気づけばお皿はきれいになくなっていた。
「あっ、そうだ。さっき澄ちゃんからもらったカステラもし食べたいならもう食べちゃっていいよ」
「いいんですか?」
「もちろん! その為に買ってきたんだから」
「ありがとうございます!」
カステラか……ほとんど食べたことなかったな〜小さい頃にうっすらと食べたような記憶はあるけれど。
さっそく食べようとカレーの皿は水に浸して冷蔵庫からカステラが入ってる気がする箱を見つける。
「これ……かな」
中から取り出すと箱の隙間から芳醇な甘い香りがして確信する。これ結構いいところのカステラだ。
早速ある程度の大きさに切り分けてお皿に盛り付ける。
「澄子さん。カステラありがとうございます」
「いえいえ。わざわざお礼まで言わなくても」
澄子さんは嬉しそうに笑いかけてくれた。
「結構大きいね。もしかしてこれって割といいところのやつじゃ?」
「まぁそうだけど良ちゃんにあげると思えば並ぶのも苦じゃなかったよ」
「澄ちゃん……澄ちゃん〜!」
お母さんは突然立ち上がって澄子さんを抱き寄せる。なんだかこれじゃあ私と中村君が場違いみたい……
中村君の方を見てみると何だこれと言いそうなぐらいなんとも言えない顔をしている。
「中村君。私達は部屋で過ごしてよう? もう完全にあの二人自分の世界に入っちゃってるし」
「それもそうだね。僕らがいてもしょうがないし」
ということで私達はおやつのカステラを持って私の部屋まで避難することに。
* * *
案内されるように階段を登り彼女の部屋に入る。
何気にこれで彼女の部屋に入るのは二度目だ。
とはいえ女子の部屋に入るのは自然と体が緊張してしまう。
「緊張してるの? 中村君」
心でも読まれたのか美結は不意にそんなことを聞いてくる。
「まぁ……ちょっとだけ」
「あはは。そんなに緊張しなくてもいいのに。それに前にも一度入ってるでしょ?」
「いや、あの時は眠かったから意識してなかったというか……」
今思い返すと初めて女子の部屋にお泊りで入るのはかなりレアケースなのでは? いったい生前どれほどの徳を積めばこんな経験ができるだろう。それとも日頃の行いかな?
「じゃあ開けるね」
僕も心の準備を待たずにドアが開きまず、フルーツのような甘い香りが出迎えてくれる。香水かな?
「つまらない部屋ですが…好きに座っていいよ」
好きに座っていい……って言われても何処がベストなんだ……
見渡す限りいくつか確かに座れる場所はあった。まず彼女がいつも使ってるであろう勉強机。ちょうど窓も目の前についていて風通しが良さそう。
次にドアを開けて足元には小さな白いテーブルとクッショが二つ置かれていて多分…座れるんだろう。というかここがベストだな。
最後にベッド。流石にここで座るのは図々しいと思うので断念。
結局僕らは小さな白いテーブルの所にちょこんと座り込みカステラを食べながら夏休みについて話しだす。
「そういえば中村君は夏休みの課題終わった?」
「うっ……それは…」
まず開口一番でそれか……せめて遊んだ日のことを振り返ることにしてくれればダメージは少なかった。
「まぁ順調かな〜」
流石にそのままの事実を答えるのはなんとなく気が引けて僕は盛って答えた。
「へ〜すごいね。私はまだワークが数十ページ終わってなくて」
「へ、へ〜そっちもいい感じに終わってるね」
「うん。けど終わるか不安だから中村君に教えてほしいな……」
そして美結は立ち上がり勉強から言っていたワークを持ってきて見せてくる。
「どうかな……」
「う〜ん……」
どう…と聞かれてもワーク3冊分終わってない自分に聞かれても……ん? よく見るとこのページ見覚えが……
「あ〜ここ最近やってたから覚えてるよ。わかった。教えるよ」
偶然にも彼女が見せてきたページはギリ昨日やっていたページだったので助かった。
「本当? ありがとう!」
「うん。じゃあまずここはね……」
* * *
ワークの分からないところがあるので中村君に教えてもらっていはいるもけれど。実はこれ、真っ赤な嘘。
本当はわかっていてすぐにでも解ける問題。だけど私は中村君とお話したいがために小さな嘘をついた。もし知られたら怒るかな? 嫌うかな?
「――がこうなってこうなるってこと。わかった?」
「うん。ばっちり! 教えるの上手いね」
「そうかな……」
中村君は照れくさそうに笑う。ちょっと可愛いと感じた。
「あっ、そういえば……」
中村君は大きく一つ咳払いするように声を出すと。
「さっきは名前で読んでくれてありがとう……その……嬉しかった」
「え……あ…そっか」
そういえば私は中村君のことを名前で今まで読んだことなかったかも。向こうは呼んでくれていたから私も呼ぶべきか悩んでいたけど。
「だってあの時は澄子さんもいたし混乱しちゃうかなって……」
「それでも。だよ。なんだかカップルみたいとは思わなくても特別で仲の良い人同士みたいで」
その時の彼の笑顔は顔を反らしてしまった今もこの目に焼き付いて覚えている。そこで私は彼にある提案を持ちかける。
「なら……私も中村君のこと名前で呼ぼうかな」
「え、いいの!?」
その言葉に彼は人懐っこい一面を見せる。中村君ってこういう一面もあったんだ……可愛い。
というか…仲の良い人同士って……それってまるでカップルみたいなんじゃ……あぁ〜! なんだか考えるだけで恥ずかしくてなったきた!
『隼人〜そろそろ帰るよ〜』
そんな時に一階から澄子さんからの呼びかけがドア越しに響いてくる。
「は〜い。それじゃあ美結。また今度ね」
「う、うん……またいつか…ね」
パタリとドアが閉まるのを確認したところで私はベッドへダイブする。
「うぅ……これって私は中村くんに、隼人くんに対してどう思ってるんだろう……」
今も心臓がうるさく早い鼓動で何かを主張してるみたいで今のこの感情の答えも分からずじまいでますます頭の中がごちゃまぜになっていく。
「どうかしたの? 美結。凄い音したけど」
そんな時にお母さんは普通に入ってきて私はもう疲れた。
「なんでもない!」
二学期からいったいどんな顔して隼人くんに会えばいいんだろう。今度会った時には前みたいに普通に話せなさそう……。
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