「三話まで読む」企画にて拙作を訪問して頂いたので、私もこちらの作品を三話拝読しました。
正直な感想を申し上げますと、三話拝読しましたが、作者の狙いを判読出来ませんでした。
読者側からしますと、天使と人間との交流というからには、優しいファンタジー作品と想像しましたが、描写は理屈っぽく、天使は天使っぽくなく、まるで異星人のような感じ……だとすればSF作品として見た方が自然なのか?
って感じ、…要するに読んでいて非常にギクシャクした気持ちになるんですね。
ファンタジーとして描きたいのなら、ファンタジーっぽく書いた方が読者はすんなり作品世界に入って行けると思いますが、いずれにしても作者の描きたい意図があるなら、序盤にその点を分かりやすく表現する必要があると思います。
参考にならなかったらごめんなさい。
では。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
ご感想痛み入ります。
読みにくい、わかりにくいなどの感想はもらったら反省しなければなりません。
もちろんどこかで線引きはしますが、改善できるところでしょうから。
一方で、現代社会を舞台にしてそこに非現実が現れればそれは現代ファンタジーとなります。
天使っぽく見えないからSF、理屈っぽいからSFのように分類するのは筋が違っているように思われます。理詰めのファンタジーはいくらでもありますよね。
ご自身のイメージにそぐわないからファンタジーっぽくないとおっしゃるのであれば、ごめんなさい、それは暴論です。
アドバイスあるいは批判を前提に作品をお読みになるのはおやめになったほうがよろしいかと思います。
初めまして。
『はじめの三話で引っ張って』企画より来た者です。
三話まで拝読した感想として本作は軽妙なやり取りと、ノスタルジックな空気が売りだと思いました。ギャグに寄り過ぎないシュールな展開や会話などが、読者に飽きさせないように作用していたのではないでしょうか。その他にも天使がやってきた動機は独創性があり、「2」で一気に物語に引き込まれた印象です。そうした点で、設定や展開が類似する他作品と差別化を図っていらっしゃったように見受けられました。
以下には個人的に気になった部分を挙げます。不快であれば、読み飛ばして下さって構いません。気になった部分は二つあり、まずは展開についてです。先の感想にも記述しましたが、本作は「2」から没入度が増しました。これは逆に言えば、「1」の掴みが弱いということです。原因としては「天使」への言及が多すぎることが考えられます。
一つの話の冒頭と最後、その他にも随所で主人公の天使に対する見解や印象が述べられています。天使が存在する、という異常さが遺憾なく表現されている一方、話が見えてこないのが現状の問題点と思われます。本作が紙媒であれば違和感はないので、web小説特有の単話切り形式の問題ですね。改善案としては、「1」の最後に天使の目的を匂わせるのが無難だと思います。
二点目の気になった部分は地の文の言い回しです。これは個性とも捉えられるので野暮な指摘かもしれませんが、全体的に婉曲的な表現が目立ちました。短文で済む説明が、比喩や言い回しで余分に長くなっている印象です。私も似たような癖があるので、読んでいて複雑な気持ちになりました。こうしたことは描写が抽象的になり、文字だけが増えていくという現象を招きます。適度に平易な表現を交えるのも、アクセントとしてオススメです。
それでは以上になります。長々と失礼しました。述べた内容はあくまで主観ですので、話半分に流してもらえれば幸いです。素敵な企画に参加させてくださり、ありがとうございました。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
いただいたコメント、ありがたい限りです。
作品は読者がいてこそですので、何度も読み返させていただくことになると思います。
自分で意識していないことを言ってもらえると「そう見えるのか、なるほど」となるので勉強になります。
一話で話が見えてこないのは目から鱗というか、自分に話は見えていても読者はそうでもないものな、と反省ポイントになりますね。
婉曲表現のことも言われてからクセかもしれないと気付くくらいでした。読み直す能力をつける必要があるようです。
独創性の評価をしていただけたことはうれしい限りです。
必ず拝読しにいきますので、すこしだけお待ちください。
自分も年代関係なくゴシップ好きの人は苦手だなあ
作者からの返信
かなり早い段階でコメントをいただいていたようで驚いています。
お読みいただき、また感想をいただきましてありがとうございます。
ひとつひとつに返信するのは煩雑かと思い、まとめてで失礼します。
共感や笑いなどをお届けできたようで何よりです。
三話ぶんでお楽しみいただけたのでしたら幸いです。
企画のほう、頑張ってください。応援しています。