第8話 テストの点は関係ない

私が子供の時、テストの点数が悪いと親に叱られていた。なのでランドセルの中に隠し悪い点のテストをまとめて出して一度だけ怒られる作戦をとっていた。そんな子育てでは子供は萎縮し賢くなれないのは当然だ。


だから私はすべてのテストで息子達を叱ることはしなかった。悪い点のテストでも間違えたところだけを淡々と直すというだけ。しかし90点以上は褒めて褒めて褒めまくった。


間違えをした部分が我が子の理解していない部分である。テストはそれを見つけ出すフィルターの役目であるので隠されると困るのである。しらみつぶしのように間違えたところ(理解していないところ)を徹底的に教え、マスターすればおのずと成績は上がっていくのである。


子供は褒められると次も頑張る。特に親に認めてもらいたいという欲求が強い、息子たちは小学生のうちは私のために頑張っていたように感じられた。

だから「勉強は自分のためするものでしょ」などということは言わず、「お母さんはお前たちが頑張っているからうれしいよ。」と言うようにしていた。

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