第5話 我が家のルール
私は子供達を叱ってばかりいた。そして長男次男には我慢しなさいとよく言っていた。だけど4歳や2歳の子供だって下に弟がいなければ我慢なんてしなくていいはずだ。私は叱ることをやめようと決意した時に我が家のルールを定めることとした。『叱ってばかりでごめんね。これからはちゃんと皆んなで話し合って解決するようにするね』と息子とたちに伝えた。
〈我が家のルール〉
・兄、弟という形容詞は使わない。一人一人を名前で呼ぶ
・叩かない
・ゆっくり優しく話をする
・注意をする時は理由もちゃんと伝える
・家族ないでトラブルがあった時は皆んなで話し合いをする
我が家では今でもこのルールが生きている。だから兄弟仲もとってもいいし、何でも話せる家族である。ちゃんと話をするって大切ですね。親子兄弟でも心の中までは分かりませんもんね。しかし、叱らない・ゆっくり話すなんて難しいことです。ついついイライラして子供たちを叱りたくなることは多々あった。そこであみだした方法は
息子たちの前では女優でいようと思ったのです。勉強を教える時は学校の先生・おねしょをして布団を汚したときは保育士さん・部屋を汚したときはお掃除のおばちゃんというように。そのほうが怒らず諭すことができるから。
私はただ母親という役割を担っているだけ、我が家では誰が一番偉いという考え方は持たないように私自身そして子供達にも教育してきた。
「できる人ができることをやる」ただそれだけ
「できない人がいたらできないことを手助けする」ただそれだけ
例えば:三男がお皿を割った時、「なにしてるの‼」と怒りたくなるけどまずは相手の気持ちに立って「大丈夫?けがはない?」と声をかけてあげる。まあ、正直に言うと心にもない言葉ですけどね。
割れたお皿を扱うのは危ないので私が片付ける(私ができるから私がやる)
次に掃除機を長男が持ってきてくれる(掃除機を持てる力があると判断し依頼する)
泣いている三男を次男が安全な所に誘導し慰める(困っている人を助ける係を任命)
最後に皆で反省会。
「皆が協力してくれたからすぐに片づけられたよ。」とねぎらいの言葉
そして一人一人に「掃除機重いのに持ってきてくれてありがとう」「三男を見ててくれてありがとう」「ケガしなくてよかった」と声をかける。
お皿が割れないようにするため反省点をみんなで意見を出し合う
次男「割れないお皿を買うといいよ」
長男「ちゃんとお皿を持たないとだめだよ」と
意見が子供たちの中から出てくる。じゃあそうしようねと言って反省会は終わり
何かトラブルが発生すると指揮者は私、そして連携して皆で協力する体制を作る。
これが家族の絆となる。
話し合いは
相手を思いやる気持ちを考えることができる
意見を言う、聞くという力を養うことができる
家族の絆を深めることができる
良ければ皆さんの家庭でもやってみてください。一生懸命意見を言う我が子の姿はかわいかったですよ。
ちなみに食器はそれ以降プラスチックのお皿やコップを買うようになりました。
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